しとしとと静かな雨の一日。こうして木の芽が膨らんでいくんだね。 梅の花びらはひらりと落ちてしまっても、桃の花はふっくらと息をする。 桜は手のひらを思い切り天にかざして、ああ・・ちゃんと生きてるって喜んでいるかも。
ひと雨ごとに春が・・もうすぐあと少し・・ゆっくりと待っていましょう。
さて・・こんな雨の一日。今日もありがたいことにとても意欲あふれる一日。 はっ!としていきなり希望にあふれたり、果てしなく夢がひろがったり。 なんか・・これが自分か?って疑いたくなるほど・・いい感じの一日だった。
実は5月に“釣りバカ日誌”の高知ロケがあるの。 で・・地元の出演者募集の新聞記事を見つけたりして。 我が町にもハマちゃんが来るらしい。ああ・・会いたい以上に一緒に映りたい。 いきなりそんな夢が爆発してしまって、うん・・応募しよう!って思った。
でも・・演劇経験者に限るとか注意書きがあったりした。 うん・・私、小学生の時“白雪姫”やったよ。小人じゃないもん白雪姫だもん。 それから高校生の時、演劇に飛び入りで出演したよ。アドリブ上手かったもん。
とか・・過去の素晴らしい栄華が昨日のように浮かんで来たりした。 ああ・・ついに私も全国的にデビューする日が来たんだわ。生きてて良かった〜って。
だからね・・今日はすごく舞い上がった気分。 撮影が終わってからスカウトされる夢まで見てしまったわ・・。気分はすでに熟年女優ね。
そしてさっそく夫君に相談。(事後報告とか・・すごく怒るひとなので) そしたら・・なで?彼は・・あんなにお腹を抱えて笑ったりするの? ひどいわ・・私はこんなに真剣なのに・・・・。
彼から真実を聞かされた私は・・ちょっと涙ぐんでしまった。
募集している出演者は“60歳くらいの定年後の夫婦”だと言うの。 四万十川の沈下橋を散歩する役なんだって。
でも・・諦めきれない私は涙を拭きながら彼に・・言った。 「あなたはそのままでいけるわ!私はこれから一気に老けてみせるわ!」 「お願い・・一緒に応募しましょう!」
けらけらけら・・いつまでも笑いの絶えない我が家。 私の夢は一気に消滅したけれど、今日一日素晴らしい夢を見させてもらった。
だから・・夢の主役になった気分で・・ 今もその余韻に浸りながら・・・・・・
うっとりとしているところです。
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