堤防で。近所の子供達が打ち上げ花火をしている。 ひゅるひゅるぱーんと。その音だけで愉しくなる。
ひどい二日酔いで。ごろごろとだらしなく一日中寝ていた。 起き上がれないほど。こんなのはほんとに珍しいことで。
昨夜。ほんのお付き合いで飲みの会に出掛けたが・・ やはり途中から逃げ出したくなった。 すごくつまらない気分になる。苦手な輪はやはり苦手で。
ひとりが気まま。好きなところに行って好きなようにしていたい。 何よりも自分を。受け入れてくれる場所があることが嬉しい。
そこのカウンターで。初対面の女性と仲良くなった。 とあるお店のママさんだそうで。さっさとお店閉めてここに来たよと。 偶然会ったのだけど。なんだか約束していたようにして出会った。
不思議な女性だった。すごくさっぱりとしていて。どこか淋しげで。 だからといって女々しくはなく。凛とした存在感があった。
「あんた気に入ったよ 飲みなよ」って言って。 ビールを勧められたら。心から頂きますと言いたくなった。
「わたしはさ・・弱いんだよ」と呟くように言った。 ひとからどんな風に見られてもいいから。 ほんとの自分は。すごく脆くて・・こんなにも弱いんだよと言って。 泣くのでもなく。射るように私の目を見てにっこりと微笑むのだった。
二時間一緒に時を過ごす。緊張感のまるでない時。心から寛いでいた。
握手をして肩を抱き合って別れた。
また会えたらいいな・・すごく会いたいなと思った。
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