寒気が少し緩む。今にも雨が降り出しそうな朝だった。
雨を覚悟の川仕事だったけれど幸い降らずにいてくれて 本日のノルマを達成。このまま順調に進めばあと3日で終りそうだ。
毎日目標を定めて精を出す仕事はとても張り合いがあって良い。 疲れもあまり気にならず、むしろ達成感のほうが大きかった。
「やる時はやるんだ」という精神、これは夫ゆずりだった。 根っからの怠け者の私には、どうでもいいやと思う悪い癖があったりして。 何事も中途半端であったり途中で投げ出してしまうことも多くあったから。
今の自分がこうして在るのは夫のおかげであると言っても他言ではない。 今更言うのも気恥ずかしいけれど、良き伴侶に巡り会えたと心からそう思う。
これも歳を重ねてきた証だろうか。夫のいない暮らしを考えただけで 目の前が真っ暗になってしまう時がある。それはとても心細いことだった。
正直言って若い頃には、夫が留守をしてるだけでほっと嬉しかった。 亭主留守で元気が良い。そんな感じだったのかもしれない。
それが今では正反対になってしまって、そばにいないと不安でならない。 そばにいてくれるだけでいい。いつしか夫はそんな存在になっていた。
夫婦とは不思議なもの。ながい歳月を経てこそ感じられる貴重なことがある。
もしかしたらこれこそが愛しさか。そんなことを私も思えるようになった。
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