| 2012年12月15日(土) |
おばちゃんありがとうね |
曇りのち雨。なんだか春先を思い起こすような暖かな一日だった。 午後から降り出した雨は冬の雨とは思えないほどやわらかく優しかった。
父方の伯母の命日。もう二年が経ってしまった。 今朝はその顔を思い出しほろほろと涙がこぼれた。
お葬式の日以来、お線香のひとつもあげられずお墓参りに行けずにいる。 遠方とはいえなんと不義理な事だろうと心が痛んでならなかった。
13歳の時に両親が離婚した。 それ以来ずっと伯母は私の母親がわりでもあった。 今でも忘れられないのは中学の修学旅行の時のこと。 伯母は前夜から泊り込みで来てくれてお弁当を作ってくれた。
今思えば伯母にも家族がいて私とさほど年の変わらない従兄弟達もいた。 そんな家族のことを後回しにしてまで私の世話をしに来てくれたのだった。
その頃の私はそれがどんなに大変な事だったのか気づきもしなくて。 伯母をひとりじめにしたような気分でうかれていたのかもしれなかった。
そんな伯母の苦労に気づいたのはあまりも遅くてつい最近のことである。 伯母が亡くなる少し前に電話でいろんなことを話していてはっとしたのだった。
伯母の声を聞いたのはそれが最後になってしまったけれど。 「おばちゃんありがとうね」ってちゃんと伝えることが出来て良かったと思う。
電話口でおばちゃんは泣いていた。私も泣きながら感謝の気持ちを伝える事が出来た。
10代の後半から今までほんとうにたくさんの不義理を重ねて来たと思う。
けれども思い出す伯母の顔はいつも優しくて微笑んでいてくれるのだ。
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