ひだまりであんずがとろりんとろりんとしていた。 なんとも微笑ましい光景にこころがほんわかとあたたまる。
日向ぼっこっていいな。わたしも一緒にしたいなって思った。
さて、いただいたお休みをどうやって過ごせば良いものか。 特にあてもなく結局だらだらと怠惰に過ごしてしまった。 けれどもその気楽さが癖になる。のんびりを絵に描いたような時間。
それはまあるい絵で好きなように落書きをしてあるような絵。
これわたしが描いたのよってみんなに見せてあげたいような絵。
世間はそんなに甘くないよ。もっともっと厳しいものだよって。 叱られてしまうかもしれない。けれどもほんの少しでも良いから。 肩の力を抜いてみることも必要なのかもしれないって伝えたかった。
午後三時。あんずがきゅいんと呼んで散歩をせがむようになる。 それは元気になった証拠でもありとても嬉しいことだった。
土手にあがると北風が思いのほか冷たくて首をすくめる私に 母さん頑張れと言っているようにぐんぐんと先を歩くあんず。
ありがとうね。母さんはいっぱいいっぱい元気をもらっているよ。
お大師さんに今日もお菓子をもらって大喜びのあんずだった。 母さんも「いただきます」ってもらったよ。
美味しいねえ、美味しいねえってふたりでポリポリお菓子を食べた。
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