山里へ向う朝の道で菜の花畑を見つけた。 いったいいつのまに咲いたのだろう。 朝の気忙しさにまぎれて気づいてもあげられなかった。
いちめんの菜の花畑。なんとあたたかいなんと優しい。 こころがほんわかとぬくもってすっかり春の気分になった。
真冬だからとあきらめてはいないか。 もしかしたらちいさな春が生まれ始めているような気がする。
今週は仕事がとても忙しくて気がつけばもう金曜日。 少し疲れてしまったけれど、それも心地よく感じる。
母の仕事を手伝うようになってかれこれ25年にもなる。 その間ほんとうにいろんなことがあった。 若かった母も今年は75歳になってしまう。 もうこれ以上苦労をさせたくない。楽をさせてあげたい。 どんなに思っても、母は死ぬまで頑張るのだと言ってきかない。 そんな母をどうして見捨てることができようか。
少し残業になり帰宅するのがすっかり遅くなってしまった。 待ちかねたあんずはひいひい悲鳴のような声をあげている。
いつもの散歩道を歩きながらいろんなことを考えていた。 先のことは何もわからない。明日のことさえもわからないのだもの。
一日、いちにちを織り成すように過ごしていくこと。 それがいまの自分にあたえらている使命のようなものなのかもしれない。
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