目覚まし時計が鳴らなくて一時間も寝過ごしてしまう。 おかげでばたばたと大忙しの朝になった。
昨夜の津波注意報は大事に至らなくてほんとうに良かった。 こうして救われること。天に感謝せずにはいられない。
夜明けを待って船着場へ向い、陸にあげていた船をおろす。 今日も無事に漁に出られる。なんだか奇蹟のように思えた。
娘からメール。綾菜も今日は託児所に行けたようだった。 結局発疹は出ないままでただの知恵熱だったのかもしれない。 どちらにせよ快復してほんとうに良かったと胸を撫で下ろす。
そうしていつも通りに始められる一日はほんとうにありがたいことだった。
気がつけば、何も起こりませんように。平穏でありますようにと。 祈り続けている自分がいた。平凡がいちばんの幸せだとつくづく思う。
午後は久しぶりにのんびりと過ごす。 ばたばたと気忙しい日が続いていただけに、贈り物のような時間だった。
お大師堂で顔なじみのお遍路さんと再会。 あんずと遊んでくれてあんずも大喜びだった。
つかの間の事だったけれどそこには笑顔があふれていた。
そのあふれんばかりの笑顔を胸に、すくっとまた明日に踏み出していこう。
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