予報どおりに寒さ厳しい朝となる。 つかの間の春らしさを味わった後はやはり寒さが身に沁みる。 けれどもこれも春に向うための試練のようなものだと思えば しんぼう、しんぼうできっと乗り越えていけるはずだった。
ほぼ満開の梅の花。畑を彩る菜の花。野にはたんぽぽが咲き 春がいっしょうけんめいにささやいているのが聞こえる。
桜の季節はまだ遠いけれど「寒さなければ花は咲かず」 冬枯れたように見える桜木も寒さを糧に生きていることだろう。
今日も夜明けとともに川仕事に精を出す。 ほんの少し寒さを感じたけれど、すぐに身体がぽかぽかとしてくる。 程よい疲れと達成感がとても心地よく感じた一日だった。
やればやっただけのことはあるぞ。夫の言葉に私もうなずいていた。
自然相手の仕事には厳しさもあるけれどそのぶん喜びも大きい。 恵まれていることに感謝しながら明日も頑張りたいと思う。
夕暮れて決して豪華ではない夕食をふたりで囲みながら。 それでも美味しそうに食べてくれている夫の顔が観音様のように見えた。
口には出せないけれどそんな夫の笑顔にそっと
「ありがとうね」って手を合わす。あしたもそばにいてね。
ずっとずっとそばにいてね。おとうさん。
|