風は冷たいけれど陽射しは春のにおいがする。 「どこかで春が生まれてる」そんな歌を思い出した。
忙しさについ心のゆとりをなくしてしまっているのかもしれない。 散歩道を急ぎ足で歩きながら、なんだか苛立っているなと感じた。 寄り道をしたがるあんずを叱ったりしていけない母さんだったね。
ゆったりとしたきもち。大らかなきもちがたいせつ。 立ち止まって深呼吸をしてみるのも良いのかもしれない。
夕方、娘から電話があり熱が出てしまったとのこと。 綾菜の世話もままならない様子ですぐに駆けつけて行った。 しんどそうに臥せっている娘のそばでおりこうさんの綾菜。 その笑顔にどんなに救われたことか。抱き上げて頬ずりをする。 夕食を食べさせてしばらく遊んでから帰って来たけれど。 娘の熱が早く下がりますように、なんとも心配でならなかった。
先日の綾菜の熱と言い、このところ家族の健康がとても気になる。 毎日、毎日手を合わせていてもいつ何が起きるのやらわからなかった。
けれども、どんな時もあるもの。そう受けとめていかなければいけない。
春になれば。ばくぜんとそう思う。
春になれば嬉しいことがきっと待っている気がする。
みんなが元気になっていつも笑顔でいられるのにちがいない。
春よこい。はやくこい。どこかで春がきっと生まれているよ。
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