二十四節気の「雨水」 北国ではまだ雪深い日々が続いているけれど そんな雪が少しずつ雨に変わってくれたら良いなと願う。 「立春」「雨水」「啓蟄」と続く節気にただただ春を待つばかり。
全国的な寒さをよそに四万十は暖かな雨の一日となった。 これも恵まれていること。優しい雨に感謝しなければいけない。
早朝、夜明けを待ちかねるように川仕事に出かけた。 雨合羽のふたりだったけれど少しも苦を感じずに済んだ。 海苔の生育も随分と良くなりそれがいちばんの励みに思う。
朝が早い分、午後はのんびりと過ごすことが出来る。 買物に行ったり、後は炬燵でうたた寝をして過ごす。
散歩の時間になると雨もやんでいた。 お大師さんにお供えするお菓子を持って出掛ける。 「かりんとう」はお大師さんの大好物だった。
お大師堂には一昨日から逗留しているお遍路さんがいてくれて。 物静かな人だけれど今日も笑顔で迎え入れてくれた。
歩き始めてもう三年が経つという。 私もご縁をいただきすっかり顔なじみになっていたけれど。 どうして「職業遍路」の道を選んだのか訊くことは出来なかった。
いつか話してくれる日もくるのかもしれないけれど。 笑顔でそっとあたたかく接するのが自分の役目のようにも思う。
「かりんとう食べてくださいね」そう言うとにっこりと笑顔がかえってくる。
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