昨日とはうって変わって今日は冷たい雨になる。 まさに三寒四温の季節なのだろう。 寒さを受けとめながら心は春に向っている。
「受けとめる」ことが昔はとても苦手だったように思う。 どうして?どうして?と問い詰めながらぐるぐるともがくばかり。 その頃を思うと自分も少しだけ成長したのかもしれない。
思い起こせばいろんなことを受けとめてきた。 悲しいこと、辛いこと、どうしようもできないこと。 受けとめることが出来ればずいぶんと心が安らぐことを知った。
けれどもまだまだあっけらかんと生きていくのはむつかしい。 あとどれほどの人生なのかわからないけれど日々が成長と思いたいものだ。
お大師堂に今日は水を持って行く。 水道が無いためペットボトルに水を入れて備え付けてあるのだった。 以前は何本もあったペットボトルも今では殆どが空っぽ。 いつも水を運んでくれていたおばあちゃんが一昨年亡くなってしまったのだ。 誰かが代わりをしなくてはいけないのなら自分がしよう。 そんなだいそれたことではないけれどほんとうにささやかなことだった。
先日から逗留しているお遍路さんと、今日はもう一人若い青年が来ていた。 開口一番に「おばちゃん」と呼ばれて一瞬ドキッとしたけれど。 息子と同じくらいの年だから確かにおばちゃんだなと納得して微笑む。 人懐っこい感じの好青年でもっとたくさん話したいなって思った。
明日は晴れの天気予報。二人のお遍路さんはまた歩き出すそうだ。
いつもいつも旅の無事を祈っている。それが私の役目のように。
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