朝の肌寒さは「花冷え」だろうか。 桜が咲くと必ずと言っていいほど寒の戻りがあるものだ。
春彼岸も中日を過ぎ、向こう岸に冬が渡ろうとしている。 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだと思う。
桜の花もすぐに満開を迎えそうだった。 儚い花だけれど心を尽くすように愛でてあげたいと思う。
庭の隅にずっとほったからしにしてあった紫陽花の木に いつの間にか若い緑の新芽が出てふっくらとしていた。 もうそんな頃なのかとびっくりと嬉しく思う。
確かなことは今まさに季節が移ろっているということ。 前へ前へと。ずっと留まることがなく明日へと向っているのだった。
一緒に歩んでいかなければ。命あることをありがたく受けとめながら。
孫の綾菜。昨夜も熱は出ず無事に朝を迎えることが出来た。 もう大丈夫。胸を撫で下ろしながら愛しさが込み上げてくる。 三日間の熱との闘い。ほんとうによく頑張ったと思う。 「えらかったね、あやちゃん」今日も会いたくてたまらなかった。
夕方、あんずと一緒にお大師堂まで散歩。 元気いっぱいの日もあればそうでない日もあるけれど 無理をさせないようになるべく少しでも歩かせてあげたいと思う。
帰り道の土手でお散歩仲間のワンちゃんに会って 飼い主さんが「がんばれ、がんばれ」と声をかけてくれた。
その声がとても嬉しかった。あんずも尻尾を振って嬉しそうな顔。
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