桜の季節に風邪をひくのを「花風邪」というらしい。 なんて誰もそんなことは言わないのだけれど 自分で勝手に名づけてみては体調の悪さを受けとめている。
昨夜一晩中下がらなかった熱が今朝になりやっと下がる。 川仕事が大忙しだというのに休んでなんかいられない。 「大丈夫、行くから」と夫を安心させようとしていた。
けれども夫はちっとも安心なんかしてくれなかった。 「頼むから寝ていてくれ」そう言って私を安心させようとする。
それが夫の優しさなのだなとつくづく感じた朝だった。
年を重ねるごとに「いたわる」という気持ちが大きくなる。 それが夫婦と言うものだろうか。なんとありがたいことだろう。
おかげでゆっくりと身体を休めることが出来た。 夕方にはリハビリと称して散歩にも出かけてみる。
お大師堂の満開の桜がとても綺麗で心を和ませてくれた。 そんな桜を見上げながら「桜貝」という名のお菓子をひとつ頂く。
若い頃のように無理のきかなくなったこのからだ。
のんびりと元気でいよう。そう自分に言い聞かせて明日に向いたい。
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