| 2013年05月08日(水) |
笑顔のつぼみがぱっと開く |
今日も夏日。爽やかな風にずいぶんと助けられる。
「青さ海苔」今期最後の出荷日であり川仕事はお休みだった。 わずかな量なので夫が一人でも大丈夫と言ってくれて ずっと気になっていた山里の職場に駆けつけることが出来た。
二週間ぶりだろうか、それでもやはり懐かしい山里。 前回にはまだ植えられたばかりの稲もちょっぴり育ち 朝風に揺れている風景がとても微笑ましく感じた。
一番のりの職場。窓を開け放してさっそく掃除をする。 事務所の片隅には母が活けたのだろう、あやめの花が凜と立つ。 どんなに忙しくても花だけは欠かさない、そんな母が好きだなと思う。
連絡もせずに行ったものだから、出勤してきた母が大喜びしてくれた。 一気におしゃべりの花が咲き笑顔のつぼみもぱっと開く。
溜まっていた仕事を片付けながら、合間に庭に出てみた。 すずらんの花が枯れかけている。ああ今年も咲いてくれていたのだな。
それから八つ手の木。大きな葉っぱが艶々と手を広げている。 その手のひらに抱きよされているような気分になった。 若い緑には不思議な魅力があるものだ。なんとも活き活きとしている。
「ありがとうね」母はいつもそう言って私を見送ってくれる。
そのたびに胸が熱くなる。「ありがとう、またね」って言って私は帰る。
ほっこりとあたたかくてかけがえのないもの。
じぶんはこんなにも恵まれているのだとつくづく思う帰り道だった。
|