うす曇の一日。風があったせいか蒸し暑さも感じずに済む。
早朝、娘から電話があり綾菜の熱が下がったとのこと。 ほっとして山里の職場に向ったのだけれど 仕事を始めるなり電話があってまた熱が出てきたと言う。 月末の仕事も気になるけれど、綾菜のほうがずっと大事だった。 大急ぎで娘の家に向う。なんだか職場から逃げ出すような気分だった。
さいわい高熱ではなかったけれど、7度5分以上あると保育園は行けない。 少しぐずって泣いてはいたが、朝食もしっかり食べて元気そうな様子だった。 母親の姿が見えなくなってもすぐにケロっとして玩具で遊び始める。 いろいろな玩具を引っ張り出して、私に相手をしろとせがむようになった。 「おばあちゃんにちょうだい」って言うと玩具を手渡してくれたりする。
昼食はグラタンとバナナ。もう哺乳瓶のミルクは卒業している。 一口大に切ったバナナを上手につかんで口いっぱいに押し込んで食べる。 その顔がなんとも言えない。すごくすごく幸せそうな顔をしている。
お昼寝の時間。少し添い寝をしてあげたらすぐにすやすやと眠ってくれた。 そのあどけない寝顔を見ているうちに私も眠くなって少しうたた寝をする。
熱はすっかり平熱になっていてもう大丈夫かなと思う。 どうかもう熱が出ませんように。祈るような気持ちの午後であった。
おやつに玉子ボーロと牛乳。小さな歯でカリカリと可愛い音をたてて食べる。 もっと食べたかったのかしら。その後はちょっとご機嫌斜めになってしまった。
気分転換に外に出てみる。お散歩しようねと近くの小川のあたりまで行ってみた。 そうしたら小川沿いにたくさんの紫陽花が咲いていてすごく綺麗だった。
「これはね。あじさい」綾菜にその花をさわらせてみたら、びっくりしたような顔。 おそるおそるさわってみては自分の手のひらをじっと見つめているばかり。
もしゃもしゃっとしていたのかな。小さな花がいっぱい集まって大きな花になっているね。
綾菜にとっては生まれてはじめての紫陽花。今日は紫陽花記念日になったね。
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