ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2013年10月10日(木) 明日の扉

今日も気温が高めでとても蒸し暑い一日だった。

どこらともなく金木犀の香りが漂ってくる。
確かに秋だと言うのに夏の忘れ物はいったい何なのだろう。


午前中は山里の職場、午後から川仕事があり急いで帰宅する。
畑で言えば種まきだろうか。重ねた海苔網を漁場に張る作業だった。
心地よい川風に吹かれながらどうか今年も順調にと手を合わす。


川仕事を終えてから自転車でお大師堂へお参りに行った。
一昨日から連泊していたお遍路さんは今朝旅立ったよう。
私は会うことは出来なかったけれど、備え付けのノートでやり取りをした。
そんなささやかなふれあいが嬉しくてならなかった。

お大師堂から帰ったら今度はあんずのプチ散歩。
もはや散歩とは言えないほど歩けなくなってしまって
土手までも辿り着けず家の前の路地をほんの少しだけ歩く。
まるでよちよち歩きの赤ちゃんのようなあんずを見ていると
微笑ましさよりもせつなさが込み上げて来て憐れでならなかった。
「よういどん」をして駆け出していた頃が思い出のようになっていく。

この夏の猛暑を一生懸命頑張って乗り越えたあんずを
今度は冬の寒さが待ち構えているかと思うとふっと心細くなる。
いつその時が来ても良いように覚悟をしておけよと夫が言った。


永遠の「いのち」なんてどこにもないのだなとあらためて思う。
それはあんずだけではなくて自分たちにとっても同じことだった。

だからこそ今ある「いのち」を愛おしみながら生きていかなければいけない。

今日も平穏無事。手を合わせ感謝しながら明日の扉を開けようではないか。


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