お隣のお庭に山茶花が咲き始めた。
八重の山茶花でふっくらとした桃の色。
入院していたお隣のご主人が昨日無事に退院して来て
庭の陽だまりでなんだか猫のように微笑んでいる。
辛い闘病生活を終えて家に戻れば山茶花の花。
どんなにかほっとこころを和ませていることだろう。
それはたぶん数日前から咲き始めていたのかもしれない。
今日まで気づかずにいてごめんなさいと手を合わす。
冬には冬の花がちゃんと咲いてくれる。
当たり前のようなことだけれどとてもありがたいことだった。
さざんかさざんか咲いた道 たき火だたき火だ落ち葉たき
冬の歌を思い出してほっこりとこころあたたまるいちにちだった。
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