雨のち晴れ。雨あがりの北風が強く吹き荒れて少し肌寒かった。 川仕事に向かう途中に農道を通るのだけれど 農作業をしている人の姿が日に日に目立つようになった。
かたわらにはいちめんの菜の花。その畑もやがて耕されることだろう。 菜の花畑に寄り添うように桃の花が咲いているのにも心が和まされる。 明日はもう「啓蟄」どんなに寒くても春の兆しに満ち溢れているこの頃だった。
寒さなくては花は咲かず。私の好きな言葉である。 もし一年中暖かな日ばかりだったら桜の花は咲くことを忘れてしまうのだ。 ひとのこころも同じだと思う。辛い冬があるからこそ春の喜びを感じられる。
あのひとは元気にしているかしら?ふと思い出す時もあるけれど 出会ったことがとてもとても遠い昔のように感じて自らその扉を閉めてしまう。
ノックの音が聴こえない。そんな現実にほっとしている自分がいた。
そうして縁遠くなる。もっともっと遠くなれば良いのにと思ったりする。
そんな薄情なことを思いつつも誰のこころにもきっと春が訪れますように。 毎日、まいにち手をあわせているときっと何かが伝わるような気がするのだった。
幸せは「仕合せ」青い鳥の童話のようにさがさなくてもすぐ近くにあるもの。
ほらあなたのすぐそばにもそれはあるでしょう?
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