桜の花が咲き始めるとかならず寒の戻りがあるように思う。 「花冷え」いにしえの頃からある言葉だろうか そんな日本語がとても好きだなと思うのだった。
朝は真冬の寒さだったけれど、日中はぽかぽかと春らしくなった。 気がつけば土手のつくしもスギナに変わりつつある。 雀色だった土手が一気に緑が鮮やかになっていく。 たんぽぽの綿毛も旅に出る頃だろうか。なんだかふわふわの気分。
川仕事を終え日課のお大師堂参り。 川辺の桜もぽつぽつと咲き始めてこころが和む。 さらさらと水の流れに耳を傾けながら空と一緒にあおぐ桜木。
お参りを済ませて帰ろうとしていたら最近知り合ったばかりのお仲間さんが。 お隣の地区の方だそうで会うたびにおしゃべりをするのも楽しみになった。 以前からお参りに来ていたらしいのだけれど、午前中が多く今まで会えなかった。 先日初めて会った時に「いつも何時頃来ているんですか?」って訊かれて おしえたら「私もそうしようかしら」と言ってくれたのだった。
たまたま偶然に出会えたのもお大師さんの下さったご縁だと思う。 なんだかずっと昔からお友達だったような懐かしささえ感じるのだった。
お大師堂もずっとお参りに来ていたお年寄りが一人減り二人減りと寂しかった。 そんなおばあちゃん達の二代目に私たちもなりたいねって今日は誓い合う。
ひととひとが出会うのってほんとに不思議なこと。
きっとどこかでつながっていてある日その糸が手繰り寄せられるかなって思う。
縁のある人にはかならず巡り会える。ずっとずっと永遠にその縁はつづく。
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