日中はぽかぽか日和、おひさまが友達になってくれて嬉しかった。 にっこりと微笑めば空からたくさんの天使たちが舞いおりてくる。
夫の友人が魚釣りに行っていたと言って新鮮な鯵を持ってきてくれた。 大きな鯵を三匹、これはお刺身だなと久しぶりに腕をふるう。 身がぷりぷりとしていて脂ものっていてとても美味しそう。 たくさん出来たので娘のところにも届けてあげた。
ピンポーン、玄関のチャイムを鳴らすと綾菜が出迎えてくれる。 すぐに帰るつもりだったけれど綾菜の顔を見るとそうはいかない。 綾菜もすっかり遊びに来てくれたのだと思い込んでいるようだった。
5分が10分になりとうとう「ばあちゃんは帰るけんね」って言った。 そうしたらたちまち顔をしわくちゃにして泣き出してしまうのだった。 お母さんは晩御飯の支度で遊んでくれないの。 綾菜は一人で「おかあさんといっしょ」を見ていたんだよ。 おばあちゃんが来てくれてすごく嬉しかったのにどうして帰るの?
なんともせつなくてしょうがない。後ろ髪を引かれるように帰って来た。 愛しい愛しい綾菜ちゃん、どうかおりこうさんでいてねと願いつつ。
保育園も先日入園式があって、ひよこ組だった綾菜もきりん組に進級した。 ほんとにあっという間の一年だったように思う。 すくすくと元気に成長してくれたことがなんだか夢のように嬉しくてならない。
また一緒にいっぱい遊ぼうね。ゆびきりげんまんだよ綾菜。
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