降り続いていた雨がやっとやんで西の空が茜色に染まる。
明日は晴れるのかもしれない。そんな空をほっと仰いでいる。
お大師堂に体調を悪くしたお遍路さんが逗留している。 腹痛と下痢でとても先には進めそうにないとのこと お参り仲間のいとこが正露丸を届けてあげたらしい。
そのことを今朝いとこから聞いて様子を見がてらお大師堂へ。 40歳ぐらいだろうか、徳島の霊山寺のすぐ近くに住んでいるのだそうだ。
諦めて帰ろうと思えばすぐに帰れるのだけれど ここまで来たからにはなんとしても結願したいと話してくれる。 進みたくても進めない、どんなにかもどかしいことだろうか。
とにかく体調が良くなるまで休むことをすすめた。 正露丸で少しは落ち着いたらしいけれど、まだ本調子ではなく 明日は病院へ行ってみようかと言うことになった。
幸い市街地まで行かなくても胃腸科のある病院が近くにあって その病院をおしえる。タクシーで行くから大丈夫と応えてくれた。
車で5分の道のりも歩けば一時間近くかかるのだった。 「歩く」ってほんとに大変なことなのだなとつくづく思った。
どうか大事に至りませんように。きっときっと治りますように。
明日も会う約束をして別れる。お大師さんどうか彼を見守ってあげて下さい。
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