梅雨の中休み。午前中は薄っすらと陽射しがあって嬉しかった。
仕事を休ませてもらって整形外科へ。 川仕事の撤収作業をしていた頃からずっと骨盤のあたりの痛みがあった。 あまりに長引くので今日こそはと診てもらったのだけれど 特に骨には異常なしとのこと。湿布薬でしばらく様子見となった。 すぐには治らないのは年のせいか。気長に付き合っていくしかないだろう。
午後お大師堂へ。ちょうど従兄弟と一緒になってよかった。 例のお遍路さんも午前中に病院へ行っていたようだった。 話を聞いてなんとびっくり。てっきり食あたりだと思っていたけれど なんとマダニに咬まれていたことが分かったのだそうだ。
恐るべしマダニである。感染症で死亡する人もいるらしく鳥肌が立った。 そのマダニをお医者さんが見つけてくれて切開して取り除いてくれたそうだ。 潜伏期間からするとまだ徳島を歩いている時に咬まれていたようだ。 ちょうど胸のあたりでお遍路さんも重い荷物のせいの痛みと思っていたらしく まさかそのせいで腹痛や下痢に襲われるとは思ってもいないことだったようだ。
お医者さんはしばらくの安静を勧め一度帰宅するように助言したらしいが お遍路さんはなかなか決心がつかないようで今日も迷っていた。 私も従兄弟と一緒に一時帰宅を勧める。区切り打ちでも良いのではないか。
「お大師さんがまたきっと呼んでくれるから」と励ますばかり。
聞けば三日前、四万十大橋を渡ろうと思っていた時に腹痛に襲われたとのこと。 そうしてお大師堂までやっとの思いで辿り着いたのだそうだ。
お大師さんが引き止めてくれたのだと思う。きっときっとそうに違いない。
歩き続けることにこだわってはいけない。そんな声も聞こえる気がする。
嘆くばかりのお遍路さんを精一杯励ますことしか出来なかったけれど
私も従兄弟もかけがえのないご縁をいただいたのだと思った。
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