台風一過の爽やかな青空。空も風も一気に秋らしくなった。
冬が終わる時は嬉しいけれど夏が終わるのはなんだか淋しい。
ラジオからそんな声が聴こえて来た。ほんとにそうだと思う。
朝の道で昨日のお遍路さん、常連さんの青年とばったり会った。
お賽銭を早目に回収しといてねと言って笑顔で去って行く。
仕事を終えていつものようにお大師堂へお参りに行くと
なんと百円玉が五個も入っていた。お大師堂にとっては大金である。
二人の青年が入れてくれたのだろう。なんとありがたいことだろう。
なんのお接待も出来なかったことが少し悔やまれる。
もっともっと自分に出来ることがあったはずなのだけれど。
お賽銭を回収しながら手を合わせた。なんとも清々しい気持ちである。
気がつけば先日の「残念な事」などもうすっかり忘れている自分がいた。
二人の青年遍路さんと一緒にお大師さんが居てくれたような気がする。
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