初夏に鶯の声を聴くのもなかなか良いものだ。
鶯は初夏から夏にかけてが繁殖期で山に籠るのだそうだ。
山里だからこそ耳にすることが出来たのだろう。
ホトトギスもしきりに鳴いていた。「てっぺんかけたか」
昔からそう鳴くと言われているが違うようにも聴こえる。
昼間聴くとなんだか楽しく愉快そうに聴こえるが
夜明け前に聴くととても物悲しく聴こえるのだった。
眠らない鳥なのだろうかと不思議に思う時がある。

昨日程の気分の落ち込みは無かったがどうにも落ち着かない。
気が散るばかりで仕事に集中出来なかった。
頭の中がごちゃごちゃしていて何かが暴れまわっているようだった。
とにかく落ち着かなくてはとまた煙草に手を出してしまう。
もちろん同僚の煙草で無理を言って恵んでもらったのだった。
我慢することも辛抱することも出来ず情けないことだが
不思議と自己嫌悪を感じず平然として吸っていた。
今更子豚のせいにするわけにはいかない。正しく自己責任である。
意志の弱さ云々よりも「これが私なのか」とつくづく思った。
やはり精神的なものなのだろう。心が病んでいるのだろうか。
いやそこまではいかなくてもただのニコチン中毒だとは思えない。
その証拠にニコチネルを貼って体内にニコチンを吸収させているのだ。
不可解でならないがもうしばらく様子を見てみようと思う。
元の木阿弥になるのだけはなんとしても避けなければいけない。

今はいろんなことが押し寄せて来ていて渦巻いているようだ。
心配事は尽きず解決の目途も経ってはいない。
家族みんながストレスを抱えていると云っても他言ではないだろう。
ただ一人、夫だけはあっけらかんとしていて
「なるようにしかならん」「なんとかなるけん」と言っている。
私もそう思いたい。それは止まない雨がないのと同じことだ。
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