| 2023年07月19日(水) |
弱いくせに強がっている |
忘れていた梅雨空。時おり霧のように小雨が降る。
気温は30℃に満たなかったがとても蒸し暑く感じた。
あちらこちらで百日紅が満開となり鮮やかに彩っている。
職場の百日紅は荒れた庭の片隅で草に覆われているが
その草を押しのけるように咲いていてとても逞しい。
お隣は縫製工場であるが自転車置き場の傍に在って
遠くから見るとまるで屋根の上に咲いているように見える。
紫陽花とは正反対に夏の強い陽射しがよく似合う。
百日紅は中国南部が原産で江戸時代以前に日本に渡って来たのだそうだ。
ということは江戸時代にも咲いていたことになるが
なんとなく時代にそぐわないような気がしてならない。
鮮やかな花の色でもあるし熱帯植物のようなイメージがある。
百日紅と書いたがサルスベリと読む。
木肌がつるつるしているので木登り上手の猿も滑るからなのだそうだ。

昨夜ここに自分のことは自分で守ると書いたが
それは強がりなのかもしれないと今朝になって思った。
私は少女時代から他人に何かを相談することを殆どしなかったが
悩みがあっても自分で解決して来たのだと思う。
だから心の底から通じ合えるような友達もいなかった。
親友と呼べる友はいたがいつも一定の距離を置いていたように思う。
いくら友達でもここから先は駄目と境界線を引いていたのだった。
大人になって高齢者になって今はどうなのだろう。
やはり心から打ち解けられる友達はいなかった。
友達は必要ないと言っても他言ではないと思う。
夫のことはとても頼りにしていてあれこれと相談することはあるが
悩みを打ち明けたことはまずない。だから秘密も多いのだろう。
先に「強がり」と書いたからには説明をしなければならないが
たとえば心の奥で助言者を求めているような時がある。
助けて欲しいのだ。救って欲しいのだ。それだけ追い詰められている。
けれども結局は自分の殻に閉じこもって自分で解決しようとする。
本来ならもっと甘えるべきなのだろう。それが私は苦手なのだった。
弱いくせに強がっている。その弱さが自分を蝕んでいく。
それでも私はすくっと前を向いて立ち向かおうとするのだった。
何があっても行ってみないと分からないと思っている。
たとえ失意の結果だとしても立ち向かうことに意味があるのだろう。
|