ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年10月01日(日) 秋月等照信女

十六夜の月の次は何と呼ぶのだろう。

今夜も綺麗な月が煌々と輝いている。


母の通夜式を無事に終えて帰って来た。

なんと多くの人が焼香に駆けつけて来てくれたのだろう。

お棺の中の母は相変わらず微笑んでおりとても嬉しそうであった。


弟がお棺に縋りつくようにして泣いている。

「お姉ちゃんはまだ一度も泣いていない」と言ったら

「おまんは薄情ながよ」と怒った顔をしていた。


私もどうして涙が出ないのか分からなかった。

もうお通夜だと云うのにまだ実感が湧かない。

母は確かに死んでしまったのだけれど失ったとは思えないのだ。

明日は骨になってしまうらしい。それさえも信じられないでいる。


いったいいつになったら私の心の中の母が死んでしまうのだろう。

もしかしたらずっと死なないまま生き続けているのかもしれない。


中秋の名月。十五夜の日に母は息を引き取った。

「秋月等照信女」と云う戒名を頂いた。



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