| 2023年10月10日(火) |
死んでなどいないのだ |
爽やかな秋晴れ。今朝は肌寒さも緩んでいた。
日中は夏日となり少し暑くなったが心地よい風が吹く。
心配していた眠気も無く無事に山里の職場に着く。
寝溜めの効果もあるかもしれないがやはり緊張感がものを言うのだろう。
なにかこうピンと張り詰めたような心地よさがあった。
仕事は目まぐるしいほどの忙しさ。昼休みも取れない。
本来の事務仕事と母の葬儀関係の雑事が後を絶たなかった。
やっと葬儀屋さんへ支払いを済ませとてもほっとする。
それにしても葬儀費用の高いこと。
お香典でなんとかなったが自腹で払える金額ではなかった。
もし自分が死んだらと思わずにいられない。
残された家族にどれほどの負担を強いることだろうか。
2時間近くの残業となり遅くなったが母がお世話になっていた病院へ。
9月分の最後の支払いを済ませ職員の皆さんにお礼を。
息子に訊いたらやはり何か品物を持って行った方が良いと云うので
ドリップ珈琲の詰め合わせをを用意していた。
菓子折りよりも喜ばれると息子が教えてくれたのだった。
お世話になったケアマネさんや介護士さんにもちゃんと会えて
お礼を言うことが出来て良かった。介護士さんは目に涙を溜めていた。
そうしてスマホに入っている母の動画をいくつか見せてくれた。
母が動いている。母がしゃべっている。死んでなどいないのだ。
その介護士さんは母と一番の仲良しだったそうで
母が亡くなった日も休みだったのに駆けつけて来てくれたのだ。
息子と同じくらいの年頃で母にとっては孫のような存在だったのだろう。
母はどれほど幸せだったことか。決して孤独ではなかったのだ。
そう思うことで私自身が救われているように思う。
最後の最後まで薄情な娘であったが母を見捨ててはいなかった。
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