雨が降ったり止んだり。果たして恵みの雨になったのだろうか。
冬野菜を育てている農家の人達はどんなにか待ちわびていたに違いない。
雨が降れば気温が下がるのかと思いきやほぼ夏日となり蒸し暑かった。
やはり異常気象なのだろう。南風が吹き荒れた地域もあったようだ。
明後日はもう立冬である。正しい季節の訪れを願っている。
樹々の紅葉も今年は少し遅れているようだが
朝の山道では所々に色づいた樹が見られるようになった。
職場の近くの銀杏の木も日に日に黄金色になっている。
セイタカアワダチソウは枯れ始め芒の穂も老いてきた。
秋桜はいつの間にか散ってしまい種を見せている。
何処に向かっているのだろうと思う時がある。
背中を押されているように日々が流れていく。

来客が多くなんとも忙しい月曜日だった。
以前はお昼休みに本を読むのが楽しみであったが
最近は全く読めない日が続いている。
週末には返却しなければいけないが読み終わることが出来るだろうか。
なんだか時間がぎゅうぎゅう詰めなのだ。
焦りを感じることはないが余裕を持つことが出来ない。
夜明け前の詩と日が暮れてからの短歌は毎日書き続けている。
たぶん私の生きがいなのだろう。この日記もそうだと思う。
ある日突然に書けなくなるのが怖くてならない。
生きているうちにどれほどのものを書き残すことが出来るのだろうか。
やがては消滅するのだとしても私が存在していたことは消えない。
おそらく無名のままでこの世を去ることになるだろう。
「詠み人知らず」である。それほど光栄なことはないのだそうだ。
雨が止んでまるで梅雨時のような夜気が漂っている。
窓を開け広げて真っ暗な空を仰いでいると
どれほどちっぽけな私でも光になれるような気がするのだった。
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