冬型の気圧配置が少し緩んだようだ。
日中は20℃近くまで気温が上がりぽかぽかと暖かだった。
今日も季節を忘れたかのように蝶々が飛んでいるのを見た。
職場の近くには二本の銀杏の木があり心を和ませてくれていたが
そのうちの一本はもうすっかり葉を落とし裸木になっている。
枝を空に伸ばしているのがなんだか骨のように見えてせつない。
これから本格的な冬になるがどんなにか冷たいことだろう。
耐えながら春を待つ。そうして若葉の季節がやって来るのだ。

父の命日。もう20年もの歳月が流れた。
あの夜、父の遺体に寄り添って眠ったことを忘れられない。
離れ離れになってから何年経っていたのだろう。
私は本当に親不孝な娘だったと思う。
父が亡くなってから不思議なことがたくさんあった。
その度に父の気配を感じ魂の存在を感じずにいられなかった。
私はそうしてずっと父に守られて来たのだと思う。
父が近くなった。それは生前よりもずっと近くに。
私もやがて黄泉の国に旅立つ時が来るが
母には悪いけれど真っ先に父に会いたいと思っている。
もしかしたら既に生まれ変わっているかもしれない。
だとしたらきっと身近な存在になっていることだろう。
魂は何度でも巡り合うことが出来るのだそうだ。

昨日の朝「ふゆさん」で始まる冬の詩を書いた。
自分でも好きだなと思う。もうこれ以上の詩は書けないとさえ思った。
松下育夫さんの「詩の通信教室」に送信する。
いつもなら直ぐに「受け取りました」と返信が来るのだけれど
それが来ないのだ。こんなことは初めてである。
おそらくたくさんの詩が送られて来ていて返信が漏れたのだろう。
そうは思っても届いていない可能性も無きにしも非ずだった。
2週間程すれば感想が送られて来るのだが来なかったらどうしよう。
私の詩が行方不明になってしまうのだ。それはなんとも悲しい。
「届いていますか?」とメールすれば解決するかもしれないが
そんな厚かましいことなどどうして出来ようか。
私など足元にも及ばない有名な詩人なのである。

今日も一時間ほど残業。どうやらもう定時を切り替えた方が良さそうだ。
専務なのだもの。いつまでもパートの事務員ではいられない。
その専務が今日もうっかりミスをしてしまった。
最近ミスが多く歳のせいだろうと自分を宥めている。
挽回に挽回を重ねているが追いつけないのが現実である。
もうすでに12月の予約が入り始めている。
なんとしても順調に年内の仕事を終わらせなければいけない。
夕飯は揚げるだけのエビフライ。豚肉の生姜焼き。
鰤の仲間のような魚のお刺身。後はブロッコリーを茹でた。
昨日の夜からあやちゃんの姿を見ていない。
今夜も夕食を食べたのかどうかも分からない。
勉強をしているのだろうか子供部屋から鉛筆削りの音が聞こえている。
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