ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年12月10日(日) 小春日のこと

季節外れの暖かさ。なんだか気味が悪くなるほど。

やはり冬は冬らしくなければいけない。

かと云って寒さには弱く不安になってしまうのだけれど。



寝てばかりいると気分が沈むばかり。

今日は少し気分転換をしてみようと郊外のホームセンターへ行く。

近くにもあるが花の種類が少ないのだ。葉牡丹もあるかどうか。


赤鉄橋を渡り西へ。車を走らせながらわくわくとしてくる。

目に浮かぶのは玄関先を飾る冬の花だった。


葉牡丹は何種類かありレースのようなのやキラキラ光るのやら。

少し迷ったがキラキラ光る葉牡丹を3株買った。

パンジーも色とりどり「花がたくさん咲くすみれ」と云うのもある。

ちょっと普通のパンジーより高かったが思い切って買った。

それは薄紫の私の好きな色であった。

黄色いパンジーも買いスノーボールも買う。

スノーボールは小さなマーガレットみたいな白い花で大好きなのだ。


カゴに並べてレジへ持って行ったら店員さんがダンボールに入れてくれた。

うっかりしていてカートを押して来るのを忘れていたので

店員さんが車まで運んでくれないかと思ったが言い出せない。

仕方なく左手で抱くようにしてよろよろと歩き始めていた。

そうしたらレジで私の後ろに並んでいた男性が声を掛けてくれたのだ。

私を追い駆けるように来てくれて「持ちましょうか」と言ってくれる。

その男性はひょいと段ボールを手にすると車まで運んでくれた。

後部座席のドアを開け下の方が安心やねと言ってそっと載せてくれたのだ。

なんと親切で優しい人なのだろうと感激で胸が熱くなっていた。


その男性の手には小さな多肉植物があった。

誰かのために買ったのかもしれないけれど自分のために買ったように思う。

家に帰ればきっと色んな種類の多肉植物を育てているのだろう。



昼食後二時間ほど眠ってしまったがはっと目を覚ます。

めいちゃんを誘って買って来た葉牡丹らを植えることにした。

硬くなっていたプランターの土を水を掛けながらほぐしてくれる。

そうして穴を掘ってくれたので手際よく植えることが出来た。

西陽が射し始めてぽかぽかと暖かい。まるでめいちゃんのように優しい。

「おばあちゃんきれいなね」二人してにっこりと微笑んだ小春日のこと。





今夜は娘達が焼き肉屋さんに行くと云うので夕食は手抜き。

ボンカレーとお惣菜のコロッケ。それだけではあんまりなので

ハマチのお刺身を作った。それで夫も文句は言わない。


あやちゃんは外出が嫌だったらしく部屋に閉じ籠っていた。

娘が何か買って帰ると言っていたのでそっとしておくべきだったが

気になってならずつい声を掛けてしまった。

案の定不機嫌なあやちゃん。「別にいいけん」と言って私の顔も見ない。

だから干渉してはいけないのだと夫に叱られてしまった。


お肉大好きのあやちゃんだもの焼き肉が食べたかったことだろう。

でも一緒に行けないのだ。その心境が解るような気がした。

本当は寂しくてたまらないのではないだろうか。

でも口に出して言えないことがたくさんあるのだと思う。


あやちゃんを包み込んでいる殻はとても頑丈で固いのだ。

それは誰にも壊せない。あやちゃん自らがこつこつと割っていかなければ。


きっといつかは割れる日が来るだろうと私は信じている。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加