ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年03月11日(月) ありったけの花を添え

朝の寒さもつかの間。日中は春の暖かさとなったが

午後から雲が広がり今夜には雨になりそうだ。

一雨ごとにと思って良いのか日に日に春らしくなることだろう。


東日本大震災から13年。まるで地獄のようだった光景が蘇る。

一生忘れることはないだろう。どれほど心を痛めたことか。

いくら歳月が流れても悲しみを埋め尽くすことは出来ない。

復興はまだ半ばだと聞く。それは誰のせいでもないかもしれないが

被災された多くの方達が少しでも希望を捨てずに生きて欲しいと願う。


「魂にありったけの花を添え祈り続ける生きて在るなら」





明日は我が身だとずっと思い続けて過ごしてきた。

能登で被災された方達もきっと同じ気持ちではなかったろうか。

だからと云って毎日怯えながら暮らしていくわけにはいかない。

与えられた場所で与えられた日常を感謝しながら過ごすことである。

だからこそ平穏無事の有難さをつくづく感じずにはいられなかった。



いつもより少し早めに帰宅。娘が遅くなるのが気になってならない。

それだけ日頃から頼りにしていたのだろう。

洗濯物を畳み終えて少しだけ大相撲を観ていたが落ち着かず

そわそわと台所に立ち夕食の支度を始めていた。

今夜も簡単に「牛丼」である。揚げ物などは到底出来るはずがない。

後は「ほうれん草の白和え」と「ちく胡」だった。

胡瓜を丸ごと竹輪に詰めていたらあやちゃんが二階から下りて来て

「手伝おうか」と言ってくれて嬉しかった。

昨夜のお料理クラブの話を覚えていてくれたようだ。

竹輪に胡瓜を丸ごと詰めるのは簡単そうでコツが要る。

無理やり詰め込もうとすると竹輪がすぐに破けてしまうのだ。

一口サイズに切るのを手伝ってもらったが包丁が上手く使えない。

私が手を添えて教えたらなんとか切れるようになった。

だいじょうぶ。包丁は使えば使うほど上手になるから。


娘が帰って来て歓声をあげていた。それが照れ臭かったのだろうか

切るのを途中で止めて二階へ逃げて行ってしまった。

でもやれるだけのことをしてくれたのだ。ありがとうねあやちゃん。


ほうれん草は茹でてあったので娘に白和えの作り方を伝授した。

いつも私が作るので娘は今まで一度も作ったことがなかったのだ。

とにかく水分をしっかり取ること。お箸ではなく手で和えること。

出来上がった白和えを味見した娘が「やるじゃん」と喜んでいた。


家族の美味しい顔ほど幸せなことはない。

ささやかなことである。それがどれほど大切なことだろうか。


そうして明日のことを考えている時間がとても愛しくてならない。





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