朝は晴れていたが次第に雲が広がる。
まだ梅雨入りの発表はないが明日は大雨になりそうだ。
降り過ぎることなく適度な雨であって欲しいものである。
明日はめいちゃんの運動会があるのだが延期になるだろう。
日曜日に出来なかったら月曜日になるのだそうだ。
楽しみにしているだけにお天気の回復を祈るばかりである。
我が家の輝く星である。期待に応えようとどれほど頑張っていることか。
努力家であり姉の分もと張り切っている様子が頼もしかった。
その上に姉を気遣う気持ちもあり健気で優しい子である。

今朝は義父の従兄弟の家に弔問に行こうと思っていたのだが
家のすぐ近くまで行ってから思い留まってしまった。
日頃から親しくさせて貰っていても遠慮するべきかもしれない。
「ごめんなさい」と手を合わせてそのまま職場へと向かった。
愕然と人の死に慣れてしまっている自分を感じる。
いったいこれまで幾人の人を見送ったことだろう。
それだけ死は身近になり哀しみにも鈍感になっている気がする。
昨日の義父もおそらく同じ気持ちだったのだろう。
仕事はぼちぼちの忙しさであったが大変なミスをしてしまっていた。
タイヤ交換のお客さんのタイヤがサイズ違いだったのだ。
注文する際によく確認しなかった私のせいである。
義父に散々叱られ「おまえはボケたのか」とまで云われた。
確かにボケたのかもしれないと思う。それがショックでならない。
幸いお客さんは月曜日まで待ってくれることになり一件落着となった。
しかしこんな初歩的なミスは二度とあってはならないのだ。
歳のせいにしてはいけない。もっと気を引き締めなければと思う。
午後2時を過ぎてから車検が一台完了し書類を作成する。
義父が居てくれると手順も捗り大助かりであった。
ただ口煩いのが玉に瑕だがそれも今に始まったことではなく
「社長」なのだと思えば当然のことである。
月末には例の大型車の中古エンジンが届く予定であった。
義父はすっかり社長の顔になり大いに張り切っている。
4時半に帰宅。気疲れもなく至って元気であった。
月末に向けてもうひと踏ん張り頑張ろうと思う。
遺影の母に手を合わせ「母さんお疲れ」と声を掛ける。
母は何とあっけらかんとした笑顔なのだろう。
「なるようになるけん」いつもそう語り掛けてくれるのだった。
生前一緒に仕事をしていた頃はいがみ合ってばかりいたが
今は「一心同体」である。私が泣けば母も泣くので私は決して泣かない。
※以下今朝の詩
ほととぎす
眠れないのではなく 眠らない鳥であった
暗闇に鳴き声が響く てっぺんかけたかと 語り掛けるような声
夜風がひゅるりと 吹き抜けていく 流れる雲は見えず 風の行方を知らない
独りぼっちなのだろうか 切なさが込み上げてくる
憐れにも思えてきて 寄り添うことを選んだ その声こそが命である
眠ってはならないと 決めたのは誰だろう 風ならばその理由を知りたい
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