ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年06月24日(火) 奇跡のように

雨のち曇り。午前中は強く降る時間帯もあった。

梅雨前線の復活で全国的に雨の一日となる。

北海道と沖縄は晴れており34℃超えの暑さとなったようだ。

最高気温ランキングでは北海道の網走がトップと知り驚く。

暑さに慣れていない人々はどんなにか戸惑ったことだろう。



昨日の事であるが四国巡礼をしていた俳優の松山ケンイチが結願したようだ。

SNSでは毎朝発信しておりそれは八十八日間続いた。

昨日不思議に思ったのは香川県は梅雨空のはずなのに青空が見えている。

まさか捏造ではあるまいと信じつつ何だか腑に落ちなかったのだ。

今朝からは巡礼中の動画が発信されておりやっと真相が分かる。

やはり歩き遍路ではなく車で札所巡りをしていたのだった。

長い休暇が取れず六日間で全ての札所を巡らなければならない。

一日目の今日は一四番まで巡り酷く疲れた様子だった。

それもリアルタイムの動画ではないのであまり実感が湧かない。

けれどもどんな手段であっても立派な四国巡礼であった。

俳優という多忙な仕事を持ちながらよく決心したものだと思う。

感心したのはマネージャーも伴わずたった一人で行動したことだ。

動画も自撮りである。そのカメラ目線には俳優魂が垣間見えていた。





仕事を終えてリハビリへ。木曜日の予約が取れず今日になった。

リハビリ後は診察があり医師に「U君を連れて帰りたい」と云ったら

大笑いになって「みんながそう云うがよ」とU君の人気の凄さが分かる。

私も冗談であったがU君が息子ならどんなに良いだろうかと思った。

次回は九日後である。今からもう待ち遠しくてならない。


帰宅が遅くなるだろうと娘に買い物を頼んでいた。

「今夜のおかずは何だろう」とわくわくしながら家路に就く。

「豚バラ大根」と「茄子の天ぷら」であった。

夫の好物の長芋も買って来ており「とろろ汁」もある。

孫達の食べる物が何も無いと心配していたら

私と夫が食べ始めてから「ドライカレー」を作っていた。

手際よくささっと作る。娘は母親であり一家の主婦でもあった。

再就職の話題はもうタブーになっており誰も何も云わない。

娘には娘の考えがあるのだろう。私にとっては好都合であった。



午後八時。雨は降っておらず静かな夜である。

窓を開け放しているがそよとも夜風の気配もなかった。

焼酎と煙草で決して健全な夜とは云えないが

そうして満たされてこそと思う。

長い人生のほんの一部分のことである。

ぐっすりと眠ればまた奇跡のように新しい朝がやって来るのだ。


※以下今朝の詩


     落下

  降っているのは
  哀しみだろうか

  いいえ違うと空は云う
  けれども喜びではない
  笑顔になんかなれない

  本当は心苦しいのだ
  自分を責めてしまう
  まるで罪であるかのように

  大河はさらさらと流れる
  その水面を叩いているのは
  悔いかもしれなかった

  汚してはならない
  清い流れのままでなくては

  降ることは落ちることだ
  空にも「いのち」がある

  その命を絞り出している


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