薄雲が広がっていたが概ね晴れ。今日も真夏の暑さとなる。
全国的にも気温が高かったようで京都の福知山では37.8℃だったようだ。
体温なら発熱レベルである。既に酷暑と云っても良いだろう。
梅雨明けが早かったせいかもう稲の穂が見え始めた。
例年よりも早いそうで今後の生育が心配であった。
稲だけではなく畑の作物も熱射にやられているらしい。
やはり程よい雨が必要に思われる。

とうとう月末となり嘆くよりも腹を括るような気分であった。
とにかく急場を凌がなければならない。
最低限の支払いだけに留め他は数日待ってもらうことにした。
心苦しくてならなかったが無いものは払えない。
昔母がそう云っていたことを思い出す。
義父に相談すれば全て私の責任なのだそうだ。
仕事は忙しいのにどうして資金が足らないのかと詰られる。
話せば話すほど追い詰められるので何を云っても無駄であった。
後は野となれ山となれである。最後にはやけくそになるしかない。
今日のことはもうお終いと逃げるように帰路に就いていた。
明日からはゼロどころかマイナスからの始まりである。
何としても挽回しようと前向きに考えている。
決して諦めてはならない。

買い物を済ませ4時に帰宅。
今日のことは夫に話すことをしなかった。
そうでなくても夫は私が経営に携わるのを危惧していた。
「おまえは事務員じゃないか」といつも云われる。
私だってそう出来たらどんなに気楽だろうかと思う。
気分転換も兼ねて「銭形平次」を見ていたら眠りこけていた。
「おい5時だぞ」と夫に起こしてもらう。
娘と肩を並べて夕食の支度をしたが今日は機嫌が良かった。
麻婆豆腐を作ってくれたりジャーマンポテトも作ってくれる。
夫は麻婆丼にしてうはうはと喜んで食べていた。
仕事さえなければ何と平穏な暮らしである。
しかし仕事がなければ年金だけでは暮らしていけない。
あと10年と思ってもその先の暮らしが不安でならなかった。
生きてさえいればと思うがその命さえも心細いのである。
けれども歩むことを止めてはならない。
明日はもう7月。カレンダーを7月にしてみた。
※以下今朝の詩
痛み
しぶしぶと痛む 撫でるとすこし 和らぐのだが 消えることはない
静寂を突き破るのは 眠らないほととぎす 彼なのか彼女なのか 知る由もなかったが 痛みを耐えているようだ
同じ痛みなら分かち合おう 鳴きたければ泣けばいいさ
薄っすらと夜が明け始め 見えなかったものが 姿として現れてくる
私は何処にいるのだろう 確かなことが心細くなる
しぶしぶと痛む 撫で続けていると 息が生まれるようだ
痛みなくしてどうして生きられようか
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