ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年07月01日(火) 職業会社役員となる

夏至から数えて11日目の「半夏生」

昔は田植えを終えて農民が一休みする頃だったらしいが

今は田植えが早くなりあまりピンと来ない。

今年は特にもう穂が出ているので尚更である。


薄雲が広がり快晴ではなかったが今日も厳しい暑さとなった。

四万十市も猛暑日となり江川崎では37℃を超えていたようだ。

関東ではゲリラ豪雨で道路の冠水もあったらしい。

大気が不安定とのこと。明日も注意が必要である。


今朝は職場に着くなり仕事が待っていた。

義父が車検を済ませもう書類を書いている。

先週から入庫していたエアコン修理の車も完了していた。

どうやら朝のうちに畔の草刈りに行くつもりらしい。

するべき仕事を済ませてからと段取りをしていたようだ。


義父を送り出してからも事務仕事が多くありあれこれと忙しい。

午後1時には司法書士事務所に行かねばならずお昼のうちに職場を出る。

今日付けで正式に会社の取締役に就任したのだった。

もうこれで事務員ではいられなくなり責任も重くなる。

夫は反対していたが事後報告となるだろう。

もしかしたら報告しないまま歳月が流れてしまうかもしれない。


司法書士事務所の後は県税事務所でお客さんの自動車税を納付する。

納税証明書を明日代書事務所に送らねばならなかった。

税金を立て替える資金が無く私の預金から捻出する。

ついにここまで来たかと思うが背に腹は代えられなかった。


最後に税理士事務所へ。決算に必要な帳簿等を届ける。

赤字ではないはずだがどうして資金に困るのだろうと思う。

義父もそれが不可解でならないようだった。

決算書が仕上がれば納得も出来るだろう。

あれこれと考えても仕方ないことである。


あちこちと走り回った割に帰宅は3時といつもより早かった。

エアコンの効いた茶の間で横になり夕方まで寝入る。

めいちゃんが帰宅した時には「誰か来た」と寝言を云っていたそうだ。


娘の機嫌も良く肩を並べて夕食の支度をした。

あやちゃんが珍しく台所に来て「今夜はなあに?」と笑顔である。

「海老フライよ」と応えたら「やったあ」と喜んでいた。

機嫌の良い日もあればつんつんして口も聞かない日もある。

それだけ情緒が不安定なのだろう。どれ程の葛藤だろうかと思う。


午後7時52分。日が暮れて辺りが薄暗くなった。

夏至から少しずつ日が短くなっているのだがまだあまり実感がない。

一日を振り返りつつここに記せば充実した一日だったと思う。

昔の友人のRだったか「よくもまあ毎日書くことがありますね」と

呆れた様に云われたことがあったがそれが不思議でならなかった。

死んでしまったら何も書けないのである。

生きてこそ書けることを私は誇りに思って書き続けていきたい。


※以下今朝の詩


    夏休み

 河原でスイカ割をした
 目隠しをしているので
 棒は石ばかりに当たる

 わたしだぼくだと
 子等は棒を奪い合い
 ヒーローになりたがる

 誰が割ったのだろう
 スイカは粉々になる
 その欠片を口に含むと
 甘い夏の味がした

 おとうとがはしゃいでいる
 口を真っ赤にして嬉しそうだ

 さあ泳ごうおとなたちの声
 浮袋を腰に巻くようにして
 子等は次々に川へ走った

 ちいさな魚が群れている
 掴めそうでつかめない
 すばしっこくて直ぐに逃げる

 冷たいはずの川の水が
 生温く感じるようになった

 おひさまがきらきらと輝く
 子等の顔もきらきらと輝く





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