早朝には小雨が降っていたが日中は思いがけずに晴れる。
真夏日となりとても蒸し暑い一日だった。
しかし吹く風のなんと心地良いことだろう。
ささやかな秋の気配を感じほっと空を仰いでいた。
体調はまずまず。食欲はあまりなかったが
熱もなく鼻水が治まっただけで随分と楽になった。
義父からも連絡がなく心置きなく休むことが出来た。
カーブスも休み10時頃までごろごろと寝て過ごす。
夫がお昼に「ばってら寿司」を食べたがり買い物に行く。
サニーマートのばってらは柚子が効いていて美味しいのだ。
ばってらだけでは物足らないと云うのでお蕎麦も湯がいた。
夫はお昼からビールも飲み上機嫌である。
昼食後もひたすら寝て過ごし目覚めればもう4時であった。
すると夫の様子がおかしい。鼻水と咳が出始めており倦怠感を訴える。
熱を測れば38℃あり夫にとっては高熱であった。
「俺はもういかんぞ」とすっかり弱気になっている。
私の風邪薬と解熱剤を飲み直ぐに寝室に向かったのだった。
たかが風邪と思っていたのでまさかうつるとは思ってもいなかった。
夫も高齢になり抵抗力も薄れていたのだろうと思う。
それにしてもお昼にはあんなに元気だったのにと驚くばかりである。
娘達は夕食不要とのことで何も作らず独りで細々と夕食を食べた。
昨夜のロールキャベツが一個だけ残っておりとろとろと美味しい。
ノンアルビールで喉を潤しそれだけでもう十分に思う。
汗で髪の毛がねばねばしていたのでお風呂で洗い流した。
もうこれで完璧だと思う程さっぱりと気持ち良い。
弱り切っている夫には申し訳なかったが
せめて私だけでも元気にならなければと思う。
3連休で何よりである。夫も連休明けには恢復しているだろう。
どうやら一心同体の夫婦であるらしくそれも愉快に思える。
コロナの時もインフルの時も二人で寝込んだことを思い出す。
それだけ仲睦まじいのだろう。辛い時はいつも一緒であった。
思い起こせば苦労の多い人生だったが
言葉で励まし合うことはなくても寄り添う心があったのだと思う。
貧乏のどん底で二人して耐え子供達を育てたことが忘れられない。
夫はいつも逞しかったのだ。そんな歳月が「宝物」のように思える。
以下は今朝の詩だが書きたくてならなかった割に出来が悪かった。
SNSでの評判も悪く少し落ち込んでいる。
お目汚しになるだけですが読んで頂けたら幸いです。
河口
深いようで浅いのである 重いようで軽いのである
それを持て余してしまえば あっけらかんと生きるしかない
大雨が降れば大河は濁る 強い風が吹けば白波を立てる その流れに逆らってはならない
上流から河口へと流れ着けば 押し寄せて来る海があるのだ
潮が香り沖からの風が吹いている その真っ只中に立ってみるがいい
全てのことが些細な事だったのだ あっけらかんと生きるしかない
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