ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年09月14日(日) めいちゃんの詩

午後7時、外気温はまだ30℃あり昼間の暑さを物語る。

日中は蒸し暑さの上に35℃を超す猛暑日であった。

そんな暑さの中、市内では「不破八幡宮」の大祭が執り行われ

同時に「よさこい四万十」の催しもあった。

大祭は昔から「八幡さん」と呼ばれており

日本でも珍しい神様の結婚式があることで有名である。

男神輿と女神輿がぶつかり合う様は結婚とは云い難いが

その「ふれあい」を結婚としたのだろうと思われる。

古くからの伝統行事でとても縁起が良い祭りであった。


「よさこい四万十」は「よさこい祭り」のミニバージョンであるが

県内各地から59チーム3200名もの踊り子が参加していたそうだ。

一目見たかったが出掛けることは出来ず残念であった。

どんなにか多くの見物客で賑わったことだろう。



今朝は幸い夫の熱が下がっておりほっと胸を撫で下ろす。

しかしまだ食欲がなく朝食は食べられなかった。

寝ていることを勧めたが起きて茶の間で過ごすと云って聞かない。

昼食には少し食欲が出て来て冷やし中華を食べることが出来た。

咳と鼻水は続いているがゆっくりと恢復しているようで何よりである。


買い物に行った時にめいちゃんの好きな「シャインマスカット」を買い求めた。

バースデーカードを添えてテーブルの上にそっと置いておく。

それを見つけためいちゃんの何と嬉しそうな顔だったことだろう。

「おばあちゃんありがとう」と笑顔溢れるめいちゃんに会えた。

早いものでもう11歳の誕生日であった。

やがてめいちゃんも少女の階段を上り始めることだろう。


今日から大相撲秋場所が始まり夫には元気が戻って来る。

目を輝かせて観戦している姿はまさに「風邪知らず」であった。

お刺身用の「びんよこ」で「ひっつけ寿司」を作る。

夫は大喜びで何とビールまで飲むのであった。

これにはびっくりで一気に風邪が吹っ飛んだようである。


娘達はてっきり外食だと思っていたのだが

あれこれとご馳走を買い込んできており部屋でパーティーをしている。

私と夫は部外者でありその疎外感はやはり寂しいものであった。

しかし娘達にとっては家族水入らずが一番なのだろう。

先ほどめいちゃんがお皿にケーキを載せて持って来てくれた。

娘が気を遣ってくれたのかもしれないが思いがけずに嬉しくてならない。

娘達には守り抜きたい暮らしがある。私達は踏み込んではいけないのだ。

荒らすことは容易いがそれをしてしまえば後悔しかないのだと思う。

それぞれの暮らしを尊重することそれが一番の安泰に繋がるのである。


今朝はめいちゃんの詩を書いた。

胸に熱いものが込み上げて来てほろりと涙がこぼれそうだった。


※以下今朝の詩


     めいちゃん

 11年前の今日のことである
 娘が二人目の女の子を産んだ

 名前は生まれる前から決めており
 トトロの「めいちゃん」であった

 めいちゃんはミルクをいっぱい飲んで
 元気にすくすくと大きくなった

 少し癇癪持ちは娘譲りで
 泣き始めると火が点いたように泣く
 よしよしと何度抱きしめたことだろう

 乳児保育園から保育園へ
 そうして小学校へ通うようになる
 薄紫色の大きなランドセルが
 やがて小さく見えるようになった

 絵を描くのが好き手紙を書くのが好き
 レモンが好き葡萄が好き梅干しが好き

 「家族」の絵を描くと真っ先に
 おじいちゃんとおばあちゃんを描いてくれた

 何と優しい子に育ってくれたのだろう
 目に入れても痛くないと思うのだけれど
 もう目に入れられないほど大きくなった

 どんな未来が待っているのだろう
 二十歳になっためいちゃんに会いたい







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