ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年10月09日(木) そこそこに

爽やかな秋晴れとは行かず今日も真夏の暑さとなる。

ただ風があり過ごし易く秋には違いなかった。


台風22号が伊豆諸島を襲い八丈島では大変な被害だったようだ。

今まで経験したことのない暴風雨だったそうで怖ろしかったことだろう。

甚大な被害に加え停電や断水も発生しており気の毒でならない。

その上に本土からの定期船が来られないので食料も不足しているのだそうだ。

週末には台風23号が同じコースを通過しそうである。

また被害は免れそうになく大きな心配となった。

平穏に暮らすことが心苦しくてならないがどうしようも出来ない。

一日も早く島民の皆さんに日常が戻ることを祈るばかりである。



今朝はいつまで待っても義父の姿が見えなかった。

同僚の話では昨夜「誕生日会」をしたようである。

週末までは待てなかったようで友人達の計らいだったようだ。

嬉しさもあって飲み過ぎてしまったのに違いない。

二日酔いはよくある事だがとても82歳には思えなかった。


やっと姿を現した時にはもう午後2時になっていた。

それから車検をしてくれ今日の仕事は何とかなる。

お客さんに迷惑をかけずに済み何とほっとしたことだろう。

経理も順調で例の大口のお客さんが支払いに来てくれた。

約束通りに半分であったがどれほど助かったことだろうか。

滞っていた支払いもあり全てを済ませば肩の荷が下りる。

しかしお金は右から左で残金は僅かになってしまった。

とても月末までは持ちそうになくまた大きな苦労が待っている。

けれども幸いなことに仕事は後から後からあり

お客さん次第で順調に入金が叶うかもしれない。

苦労を苦労と思わない事だ。きっと何とかなるはずである。


3時に退社。買い物を済ませ4時には帰宅していた。

30分程自室で過ごし5時まで茶の間で寝転ぶ。

夫に「今日の出来事」を報告するのが日課であり

今日も「そうか、そうか」と耳を傾けてくれ有難いことである。


夕食は孫達向けのメニューばかりで夫のおかずが無かったのだが

新生姜を刻んで酢味噌で和えたらいたく気に入った様子である。

ビールを飲み終わるとご飯に乗っけて「美味い、美味い」を連呼していた。

「一週間はいけそうなね」と私が云うと「何を!」と反論し愉快でならない。

笑い合えるひと時ほど幸せな時間はなく一日の疲れが癒されて行く。


あやちゃんの姿が見えず気になったが娘に訊く事もしなかった。

2.3日顔を見ないことはよくあることである。

めいちゃんは明日「陸上大会」があるそうで張り切っていた。

娘がまだゼッケンを縫い付けておらず「早くして」と急かしている。


家族ではないのかもしれないが家族の一日がもう直ぐ終わる。

夫は早寝で8時には床に就き私も直ぐに後を追うのが日課であった。

寝返りを打ちながら夫の背中を見ているうちに眠っているようだ。


失いたくないことばかりで満ちている。

何ひとつ欠けてはならないといつも思う。


※以下今朝の詩

 
    そこそこ

 「そこそこ」がいい
 それくらいがちょうどいい

 大草原ではなく
 そこら辺の野原である
 草むらをてくてく歩く
 全ての草に名が在るが
 知らなくてもいいだろう

 あっけらかんと仰ぐ空
 鰯雲は秋を知らせてくれる
 そよ吹く風は口笛を吹く

 疲れたら寝転ぶのがいい
 草の枕でとろりとろりと
 夢の続きを見るのもいい

 「そこそこ」に生きて来た
 大志など抱いてはおらず
 ただ淡々とした息である

 何処に辿り着こうと
 知らないほうがいい  


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