ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年10月18日(土) 鈴なりの柿の実

晴れのち曇り。気温は28℃程だったが蒸し暑さを感じる。

明日は雨の予報だが少しずつ気温が低くなりそうだった。

北海道には雪が近づいているらしい。

同じ日本でも北と南とでは随分と違うものだ。


夏の名残を感じながら柿の実が色づき鈴なりになっている。

今年は何処の柿も沢山なっており秋らしい風景である。

職場の敷地内に義祖母が暮らしていた家があり

柿の木が二本あるがそれもたわわに実っている。

いつの秋だったかハクビシンに食い荒らされて

義祖母が「柿どろぼうがいる」と大騒ぎしたことも懐かしい。

義父は柿を好んで食べるが友人は大好物だそうでまた欲しがっているようだ。

友人を喜ばせようと柿の木に登る義父は少年のように見える。



カーブスどころではなくなり今日は仕事だった。

朝一番に昨日手配していた部品が入り車検整備がやっと終わる。

直ぐに車検をと思ったが義父は籾摺り機の掃除に精を出していた。

それは念入りでエアーを吹き付けて隅々まで綺麗にする。

今年のお米を一粒でも残す訳にはいかないのだ。

そうして丁寧に手入れをしておけば来年の為になるだろう。


お昼にやっと車検である。私はすっかり待ちくたびれていた。

書類を書き終えたら今日の仕事はもうなかったが

午後から義父が親戚の法事に行かねばならず送り出すまではと思う。

例の険悪な故人であったが残された親族には何の罪も在りはしない。

遠い親戚であってもしっかりと義理を果たす義父であった。


義父を無事に送り出し2時に退社する。

こんなに早く帰れるのは滅多にないことであった。

サニーマートに寄ればもの凄く混雑しており驚く。

車は何とか停めることが出来たが人に酔いそうであった。

夫が「すき焼きを食べたい」と云っていたので食材を買い求める。

牛肉も奮発して2パック買った。


3時には帰宅しており「えらい早いな」と夫が驚いていた。

娘は休みだったが今日は参観日で学校へ行っているようである。

洗濯物を畳まねばならず寝転ぶのは後回しにした。

畳み終えるとばたんきゅうである。30分程眠り込んでいたようだ。


今日はお舅さんの43年目の命日であったが

起き上がることが出来ずお線香も上げに行けなかった。

夫が「俺が代表する」と云ってくれて義妹宅に行ってくれる。

43年とは大昔にも思えるが記憶はとても鮮やかであった。

57歳の短い生涯であったが思い残すことも多かったことだろう。

みんなみんな幸せに暮らしていることを伝えたくてならない。


私にもやがて命日が出来るが春だろうか秋だろうかと思う。

命日だからと云って娘や息子や孫達に負担を掛けたくはなかった。

死んでしまえばそれでお終いだと思って欲しい。

幸せな人生であった。もう思い残すことなど在りはしないのだ。


※以下今朝の詩


     旅

 さあ何処に行こう
 わくわくと楽しみでならない

 行き当たりばったりの旅である
 目的など何ひとつありはしない

 車窓から見える風景は
 すっかり秋のようであった
 苅田には子雀が飛び交い
 芒の若い穂が風に揺れている
 セイタカアワダチソウの黄色

 切符を握りしめていた
 それは何処の駅なのだろう
 知らない町の名が記されている

 海だろうか山だろうか
 夢だろうか現だろうか

 行ってみないと分からない
 旅は始まったばかりである





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