SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年06月15日(火) なみだの河

キミの唇からこぼれた悲しみが
溜息となって風に溶けて
つめたいこの街の
ざわめきに消される前に

キミの瞳からこぼれたなみだが
河となって頬を流れて
さびしいこの街に
溢れ出してしまう前に

すべての悲しみを受けとめてあげたい
すべてのなみだを堰きとめてやりたい
人生はまだ捨てたものではなくて
悲しみも涙も壊れた愛も
キミの心のままに乗り越えていける力が
その胸の中に眠っている事を伝えてあげたい。

「どうせアタシなんか・・・」とか
「もう、きっと無理だと思う・・・」とか
「何をやってもできないんだ・・・」とか
決して言わないで!
決して思わないで!

駅で別れたうしろ姿は
小さくて儚い生き物のようだった
また今夜もキミは
キミが流すなみだの河を泳ぐつもりか
流す必要のないなみだの河に
溺れゆくつもりなのか

何の力も持たないオレの思いを
置き去りにして。


〇 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN


 < 過去  INDEX  未来 >


れのん [MAIL] [BBS]

My追加