たとふれば こころはきみに よりながら

2004年09月29日(水) 転倒

 夕方、たろ吉を車でむかえに行った帰り道でのこと。

 三叉路にさしかかろうとした時、交差している道の横断歩道が見えた。
 そしたら、おばあさんが横断歩道の上で転んでた。
 前の道で信号待ちをしてる車は止まっている。自分で転んだようだけど、おばあさんはなかなか起き上がれない。
 ようやく起き上がれたおばあさんは、向こうに歩いていった。
 でも、「だいじょうぶかなあ・・・」と気になった。

 それから、交差点を左折し、近くの駐車場に車を止めて、たろ吉に「ちょっと待っといて」といって、歩いていったおばあさんを追いかけて、「だいじょうぶですか」と声をかけると、顔を打ったようで鼻血がいっぱいでてて、だいじょうぶそうではない。
 話をきくと、すぐ近くの病院からの帰り道だったらしいので、一緒に病院に行って、見た状況を説明して、おうちの人に連絡してあげてくださいと頼んで帰ってきた。

 手と顔を強打したみたいで、後から顔の打撲の後も出てきてたから、すぐ病院に行ってよかった。
 そうなんだけど・・・・・。

 家に帰って、すこしおそくなったわけを話した時に、“病院の人に家に連絡してもらって、家の人に事情を話すところまでしておいたほうがよかった”という話をされた。
 なぜかというと、“もしもそのおばあさんが、自分で転んだのに、事実と違うことを言ったときに、疑われるから”だという。

 えー。そんな発想思い浮かばなかった。
 私は車に乗ってたとはいえ、交差点から何mも離れたところで、転んだおばあさんを見ただけなのに・・・。
 「そのおばあさん、意識はっきりしてたか?」と聞かれた。
 それは、だいじょうぶだった。
 “親切があだになることもあるから気をつけたほうがいい”って話なんだけど、「ああ、そんなことまで考えておいたほうがいいのか・・・。」となんだか気が重くなった。
 確かに、おばあさんのとんでもない証言でそういうこともあるかも・・・という気がしてきた。今回はないと思うけど。

 んー。
 いろいろなことを考えて行動しなきゃいけない・・・か。
 確かに。
 思い至らないこと多いな。
 でも、一応いいことしたのに、後味がわるいのが、なんだかなあ。。。

 


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higurashi

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