たとふれば こころはきみに よりながら

2004年12月03日(金) 赤子の紡ぐ縁

 じろちゃんと外出していると、よく見知らぬ人に声をかけられる。
 赤ちゃんと一緒にいると起こる特有の現象かもしれない。

 そういうことが嫌いな人もいるかもしれない。
 わたしは好きなほうだ。
 赤んぼを通して、心がなごむ。
 その、声をかけてくる見知らぬ人もそうだろうし、わたしもそうだ。

 そういう「赤ちゃんパワー」というか、「赤子の癒し」を初めて意識したのは、たろ吉が赤ちゃんの時だった。
 彼はよく泣く人だったので、今のじろちゃん以上によく外へ連れていった。
 見知らぬ人に優しい声かけをされる。
 同じぐらいの赤ちゃんをみると、それとなく声をかけたり、かけあったり・・・。
 産婦になって、「おめでとう!よくがんばったね!」という感動も知らない人たちとわけあったが、続きがあったのだ。

 見知らぬ人との「一期一会」の出逢い。
 「それが、なんだ?」と言ってしまえばそれまでかもしれないが、そんな出逢いの瞬間もわたしは好きだ。

 かつて、そういうなごみの世界があることを、その存在で教えてくれたたろ吉に感謝した。今、再びそのやすらぎを与えてくれてる、じろちゃんにも感謝しています。

 赤ちゃんの世話。
 たいへんなこともあるけどね。
 でも、感謝かんしゃ。
 その存在そのものに。


 < 過去  INDEX  未来 >


higurashi

My追加