じろちゃんと外出していると、よく見知らぬ人に声をかけられる。 赤ちゃんと一緒にいると起こる特有の現象かもしれない。
そういうことが嫌いな人もいるかもしれない。 わたしは好きなほうだ。 赤んぼを通して、心がなごむ。 その、声をかけてくる見知らぬ人もそうだろうし、わたしもそうだ。
そういう「赤ちゃんパワー」というか、「赤子の癒し」を初めて意識したのは、たろ吉が赤ちゃんの時だった。 彼はよく泣く人だったので、今のじろちゃん以上によく外へ連れていった。 見知らぬ人に優しい声かけをされる。 同じぐらいの赤ちゃんをみると、それとなく声をかけたり、かけあったり・・・。 産婦になって、「おめでとう!よくがんばったね!」という感動も知らない人たちとわけあったが、続きがあったのだ。
見知らぬ人との「一期一会」の出逢い。 「それが、なんだ?」と言ってしまえばそれまでかもしれないが、そんな出逢いの瞬間もわたしは好きだ。
かつて、そういうなごみの世界があることを、その存在で教えてくれたたろ吉に感謝した。今、再びそのやすらぎを与えてくれてる、じろちゃんにも感謝しています。
赤ちゃんの世話。 たいへんなこともあるけどね。 でも、感謝かんしゃ。 その存在そのものに。
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