ぶらんこ
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こころの学校でマラソンがあり、桜島まで行ってきた。 ほとんどの生徒は鹿児島側の桜島フェリー乗り場で集合だったが、わたしたちは直接、桜島へ出向いた。 せっかくだから、と、ぷーきーも連れて行った。
女子生徒ばかりの大きな塊を見ると、圧倒されてしまう。 女子だけ、とか、男子だけ、という世界というのは、やっぱり普通じゃないよなぁ。。。と、あらためて思う。 怪しく異様な光景。そして、滑稽。笑 おんなじ体操服を着た彼女たちは、グラウンドで、きーきーとお猿さんのような声をあげていた。 その中で、こころもまた、友達と嬉しそうにはしゃいでいた。 やかましくて、かわいい、お猿さんたち。
中学生のマラソンは3km30分以内、という規定だった。 30分なら楽勝でしょ。と、思って見ていたが、なかなか厳しそうな子も何人かいた。 あんなに辛そうな表情を見ていると、なんの意味があるんかなぁ。。。と疑問に思う。 個人の閾値以上のものに意味を見出すためには、それに見合ったサポートがなされるべきだろう。
30分以内に完走できなかった生徒は後日、追走があるという。 また、見学者や欠席者も、追走があるらしい。 なんだかなぁ・・・と、思う。 「義務」にしても、良いことってないと思うのだけれど。。。 そう呟くわたしに、こころは「マミィは走れなかったからね、わかるんだよね!」と、明るく笑う。
ぷーを連れていたので、こころの友人たちが集まってきた。 みんな、まだあどけない表情の子ばかりだ。 でもこの中に意地悪な子もいるんだよなぁ・・・と、しみじみ(こころには悪いがなんだか頼もしくも)思う。 少女たちの世界。
こころがわたしの毛糸の帽子を指差し、「ほらね、絵のとおりでしょ!」と言うと、みんなが笑い出した。 昨日、わたしの格好を絵に描いて見せていたらしい。なんなんだ。。。
こころの友人のお母さんに声をかけられた。 前にも何度か話したことがあるとても綺麗な女性だ。 今日も素敵な成り立ち。 わたしより歳が上なのか下なのか、てんで見当がつかない。 いつもしっかりした格好をしているので、年上にも思えるが、でもきっと年下なんだろうな、とも、思う。 女性の年齢って、本当にわからない。
「だってマミィは社会人じゃないからね・・・」と、こころが言う。 社会人だよ。と、答えようとしたが、ふと、違うかも。。。と思う。 年齢的には立派な社会人なんだけれど。 どうなんだろ???笑
家に帰ってから温泉へ行った。 (わたしもぷーと5kmくらい歩いたのでくたくだだったし。) 露天でこころと話をしていると、自分の要求が通らないこころが怒って「マミィには関係ないよ!」と言った。 あっそう。何かを取り違えているらしい。 わたしは、ピシャリと言い放つ。まぁいつものことだ。 と、突然知らないお婆さんに声をかけられた。 「素晴らしい!いまどきの若いお母さんとは思えない!お嬢ちゃん、あなた、お母さんの言うことを聞いていたら良いお嫁さんになれるよ。 あなたのお母さんは、とても立派。若いのに。」 そっかぁ?社会人じゃないのに?
どうなんだろ???笑
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