ろくでもない夢を見て、飛び起きた。まだ4時頃だった。ドキドキする胸を押さえ、正夢ではありませんように。と祈った。その後、なんの気なしに窓を見ると、遠くの木立のすぐ上に、オリオン座がくっきりと耀いていた。あんな低いところまで星が・・・ゆっくりと見上げてみると、星たちがちらちらと揺れながら空いっぱいにはりついている。満天の星空。しばし言葉を忘れて見入った。深呼吸。星たちの静寂の音楽が聴こえてきそうなよあけまえ。