ぶらんこ
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ベッドに入ってから、眠る前に(眠くなるまで)本を読む。 気持ちとは裏腹に、生理的に瞼が重くなると、思い切って本を閉じ、眠りにつく。 そうやって少しずつ読む。
昨夜、一冊の本を読み終えた。 眠りを欲する身体を制してのもの。
読み終えてからの心、言葉を探す。 ・・・なんとも言えない気持ち。
心は、深く、ふかく、降りていく。
辺りは真っ暗な夜と静寂の闇に満ちみちている。 どうして涙が出るのか。わかるような気もするが、わからないようにも思う。
夜は繋がっている。 涙のなかに、あなたもわたしも在るように。
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