2004年09月19日(日)_
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お勧めコースをグループで走る - 2

宮ヶ瀬湖のビジターセンターのあたりの店で食事を食べ、自販機で水分補給をすることにした。まずは宮ヶ瀬湖まで上り、虹の大橋を渡ってビジターセンターへ。
今までここは通過していたので、何気に始めて立ち寄る。色々な店があって、それなりに人もいた。何か食べるところはないかと探しながら歩いていると、「びんずる」というログハウスのレストラン(?)があったので、ここで食べることにした。
かなりオープンな感じで、外のテーブル席はキャンプ場のような雰囲気。3人ともレーパンレージャーだけど、気軽に食べに寄れる感じなのがいい。他に客がいなかったので気楽だったけど、いてもここは入りやすそうだ。
メニューもかなり多彩で、どれもおいしそうだった。忍者麺は「びんずるライス」、走り屋さんは「スパゲッティ」、おれは「スタミナ焼き+Aセット(ごはんやみそ汁)」を注文。
出てくる料理は、どれもおいしそうで、実際に皆おいしいと言っていた。外の風を感じながら、おいしい料理を食べて、談笑。かなり居心地がよかったので、かなりゆっくりしてしまった。
料理を食べる前にデジカメで写真を撮っていたら、「宣伝してくださいよ、宮ヶ瀬で一番おいしい料理を出す店と」とおじさんが言っていた。実際、ここはかなりお勧めできる。宮ヶ瀬湖で休憩する際にはまた利用したいと思った。
びんずるを出ると、ビジターセンターでトイレを借り、その後自販機コーナーで水分補給。微妙に高くなっていて1本130円だった。走り屋さんは500mlのアクエリアスがあったのに気付かず、小さいボトルを買って「失敗した〜」と言っていた。
そしていよいよ、今日のランのハイライト、ヤビツ峠へ。秦野側からは蓑毛の激坂などがあるが、宮ヶ瀬側からは緩い勾配で秦野側より長い距離でジワジワと上っていく。こちらの方が来週の富士山ヒルクライムのコースに近い。
いきなり強い向かい風が吹いていて、上りできついのに尚更きつい。「風が強いね」と後ろの忍者麺に言うと「風なんかないじゃん」とか言っていた。そりゃおれが先頭で風よけになっているからね……。
アップダウンを繰り返しながら、少しずつ高度を上げていく。上りだけど勾配がさほどきつくないので、けっこういいペースで先頭を引いていった。忍者麺と走り屋さんなら、このペースでも問題なく付いてこれる。
宮ヶ瀬湖からヤビツ峠まで約20kmで、15kmほどおれが先頭で2人を引っ張っていき、札掛の辺りで橋を渡った辺りで自然とフリーになった。ヒルクライムは人の後ろについて上るとかなり力をセーブできるので、2人にはかなりアシストできたはず。
ここで忍者麺が元気よく飛び出していき、おれと走り屋さんは付いていけない。海老名からここまで約40kmひたすら先頭を引いていたので、おれもかなり疲労が溜まり、いっぱいいっぱいだ。
少し走り屋さんの後ろに付いたが、走り屋さんもいっぱいいっぱいの様子で、速度が上がらない。走り屋さんは上半身に余計な力が入っているように見えた。HRは190近くまで上がっているらしく(このときおれは170くらい)、心肺機能の強化が必要だなと言っていた。
しばらく走っていくと、ようやく前に忍者麺が見えてきた。2人見えたので、前を走るサイクリストに合流したのかな? と思った。近づいてみると、3人だった。そして、忍者麺はその中にいなかった。
どうやら全く別のグループに追いついたようで、忍者麺は先に行っているようだ。その3人組みは全員ロードで、女性が1人いた。ペースはかなりゆっくりで、どうやら女性のペースに男2人が合わせているようだった。
挨拶をして3人を抜き、そのまま少しペースを上げると、走り屋さんはもう付いてきていなかった。忍者麺に追いつけるかどうかわからなかったけど、とりあえずがんばってペースを上げてみた。
しかし、どこまで上っても忍者麺の後ろ姿は見えてこなかった。ものすごい大逃げだ。湧き水の手前あたりのきつい勾配区間を必死のダンシングでクリアすると、湧き水の所で忍者麺のロードが停めてあった。
空になったボトルに湧き水を入れて息を整えていると、走り屋さんもやって来た。忍者麺は「途中から調子がよくなってきた」と言っていた。この走りで、確信した。来週の富士山では彼がかなり驚異になると。
前回の美ヶ原で彼は予想に反して走りにきれがなく、前半の激坂では押して、足を攣りながら、おれから10分も遅れてゴールした。今までの彼を知っているだけに、あの走りには失望したものだ。
しかし、今回は違う。もう彼はおれと互角以上の走りができるようになっている。以前の怪物のような走りが復活している。これはおもしろくなりそうだ。
湧き水を出発するとき、すでに辺りは薄暗くなっていた。ヤビツ峠を下る頃にはかなり暗くなっているだろう。先ほどの3人組みは、もっと暗いときに峠を下ることになる。この時間に走っているのだからライトは持っているのだろうが、ちょっと心配だ。
峠まで残り約1km。ここから忍者麺が先頭をとって走り出した。かなりペースが速く、付いていくのがやっと。ちぎれたらもう追いつけないので、必死に食らいつく。途中で走り屋さんは脱落。
最後の200mくらいでメーターを見ると、27km/h以上で上っていた。やや勾配がゆるい場所とはいえ、平地のような速度だ。残り50mくらいでギアを上げ、ダンシングで必死のスパート。忍者麺をまくって先頭へ。そのまま峠へ。
秦野側への下りの途中、薄暗くなった街に光りが灯っている光景がきれいだった。そこで、菜の花台展望台へ寄る事にした。ここからの夕景は久しぶり。いつの間にかゴルフ場ができていることに気付いた。
展望台を出発するときはさらに暗くなっていて、もうライトを点けていても路面がまともに見えない。それでも、ガンガン下って行った。途中、ほんとに真っ暗の区間があり、先行していた原付を先導車にして道を照らしてもらった。
路面が荒れていのにそれがまったく見えないのがかなり恐かったが、なんとか荒れている区間をクリアし、後は蓑毛の下りなどをガンガン下るだけとなった。
しかし、前にやたら遅い車が走っていたので、車2台、原付と一緒に仲良くトロトロ下ることになった。せっかく飛ばせる場所なのにブレーキをかけまくって下るのがもったいなかったが、無理すると事故っていたかもしれないので、まぁここは安全運転でよしとしよう。
R246の名古木交差点で忍者麺を待つと、それからしばらく雑談など。忍者麺のブレーキは全然効かないそうで、そんなブレーキでは下りで速度を出せないのも当然だなと思った。整備したり交換する必要があるだろう。
善波の坂を上ると、後は下りと平地。追い風気味だったので、楽にスピードが出た。伊勢原に着くと、30分くらい道ばたで談笑してから忍者麺と別れた。
そこからは走り屋さんが先頭で走って行った。いきなりすごいスピードで走り出し、ちぎれそうになった。まだまだあんなにパワーが残っていることに感心した。回復力が強いのだろうか。
水引交差点からはR246を走ることになり、ここからまたおれが先頭で走って行った。交通量が多いが、一応路側帯があるし流れもあるので厚木街道で帰るよりか、幾分か走りやすい。
新相模大橋で相模川を渡った先の交差点で走り屋さんと別れると、R246と裏道のいつものルートで家に向かう。最後の方はかなり足が限界っぽかったが、出せるだけの力で走って行った。20:18帰宅。
今回のランは、以前発掘した走りやすい道、景色のいい道などの裏道を組み合わせ、グループで初めて走った。一緒に走った2人からは好評だったので、一定の評価が得られたと思う。
一人で走るならともかく、複数人数で一緒に走るなら、なるべく走りやすく、かつ飽きのこない景色があるコースが望ましい。どこにでもそういった道があるならいいのだが、残念ながら地元にはそういった道がほとんどない。
でも、探せばそれなりの道はいくつかある。それぞれが短くても、それらをつなぎ合わせて行けば、けっこう楽しい、かつ安全な道ができあがる。今回のコースは、一部そのような形になった。
車が少ない、道幅が広い、景色がいい、静か、雰囲気がいい、楽しい坂がある、他の道との連携がしやすい、などなど色々要素があるが、これらの要素をなるべく多く含んだ道を、これからも発掘して、そして皆と一緒に走って楽しみたいと思う。
出発:12:12 帰宅:20:18 走行距離:106km 走行時間:4h 47m 44s 平均速度:23.1km/h 最高速度:73.8km/h 上昇距離:1370m 積算距離:6560km(ロード) カロリー消費量:1980kcal 身長/体重:178cm/54.4kg 体脂肪率:11.5%
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