2005年01月18日(火)_
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LSDの効果?

先週末が土日とも雨で走れなかったため、200kmラン以降、一週間以上も走っていなかった。その割には普通に食べたり土曜日にネモッチと飲んだりしていて、エネルギー摂取過剰気味。
だいたい一週間以上運動しないと、体を動かしたい欲求がどんどん膨れあがってくる。体がウズウズしてきて、仕事をしていても気持ちはそこにあらず。とにかく「走りてぇ〜」とばかり思ってしまう。
特別早く仕事が終わったわけではないけど、21時半くらいには帰れそうだったので、今日は夜ランをやるぞ! という強い気持ちで帰宅。準備をして22時には走りに出かけた。
走り出すと、どうもペダリングがぎこちない。久しぶりだからというより、ポジションが出ていないようだった。200kmランの後にネットで購入したデュラポストに交換したので、その際にうまく以前と同じポジションを再現できていなかったようだ。
でも、夜ラン中はちょこちょこ止まっては調整して…という作業を繰り返しながら走る気にはなれなかったし、このままでもそこそこ走って行けたので、多少ペダリングに違和感を感じつつ、そのまま走って行った。
しばらく走って感じたのは、サドルが微妙に前下がりになっている、サドルの高さが少し低い、という二点。ペダリング中に腰の位置が落ち着かない感じだった。どちらも数ミリ単位の調整だけど、この少しの差が乗り味に大きく影響する。
久しぶりなので最初は軽く走って体を慣らしていこうと思っていたけど、もともとアップダウンが多く、交通量もそこそこあってスピードが出るコースなので、自然とオーバーペースに。まぁいつものことだけど。
冬の間はずっと低負荷でHRも抑えてLSDばかりしていたので、久しぶりに追い込んだ走りをした。アタックして逃げているような感じで、HRも常に170台に突入していた。
序盤からこんなHRで、しかもいつもより重いギアを踏んでガンガン走って、後半はバテバテになりそうだな……と思いつつ、ガンガン走って行った。思いの外、どこまでもかなりハイペースで走り続けることができた。
今までの夜ランの経験から考えると、こんなに心拍が上がるような強度で走って行くと、すぐに息が苦しくなって、足にも乳酸が溜まって重たくなり、威勢がいいのは最初だけで、後半はバテバテ、というパターンが見えていた。
しかし、今夜は違う。かなり追い込んで、HRも上がっているしギアもいつもより重めのギアを踏んでいるのに、どこまでも走っていける。追い風なのか? と思ったけど、帰りも向かい風ではなく、全体を通じてほぼ無風だったようだ。
これは、ここ1ヶ月くらいの間、じっくりLSDで心拍を鍛えていた効果が出たのかも! と思った。あまり詳しくはわからないけど、有酸素の領域が広がり、以前は無酸素の領域に突入していたHRでも、今日は有酸素で運動できた、みたいな感じだろうか。
簡単に説明すると、有酸素運動では脂肪をエネルギー源とする。無酸素運動ではグリコーゲンをエネルギー源として疲労物質として乳酸が発生する。乳酸は筋肉を硬直させ、「足が重くなる」。
つまり、できることなら有酸素運動の領域で運動した方が長時間、効率的に運動ができる(脂肪を効率的に燃焼するという意味で、ダイエットにもいい)。しかし、運動強度が上がっていくと、有酸素から無酸素領域に突入してしまう。
どんなときでもひたすらのんびり走る人ならいいが、レースや峠など、全力を出して最高のパフォーマンスを発揮するには、強い強度の運動もできないといけない。そのときに、強い強度でもなるべく有酸素運動でカバーできれば、非常に効率的だ。
中盤にあるR16の工事中強制スプリントゾーンでは(ここの工事はいいかげんに終わってほしい…)アウターを踏んでTT状態。その後の上りも、前と同じギアなのに以前より苦しくない。HRは同じくらい上がっているけど、そんなに苦しくない。
同じコースを走っていると、どれだけ走れるようになったか(もしくはその逆も…)がよくわかる。中盤までで自分でも心配になるくらいの強度で走り続けたのに、後半の坂ゾーンでもいい感じに走って行けた。
長い上りでは、あえて少し重いギアにセットして、手の力を抜いて神経系トレーニング。雑誌に載っていたS・F・Rはこれでギアを53x14Tとかでやるらしいが、とてもじゃなけどおれにはそんなギアを上りで踏めない。
坂で神経系トレーニングをしてから平地を走ると、ペダリングがスムーズになり、終盤もいい感じで走って行けた。最後はかなり苦しかったけど、それでも足はそれなりに動くから速度が落ちなかった。
今日の夜ランは、今までになくハイスピード、高強度で長い距離を走って行けた(ちなみに途中で車に引っかかったりして何度も止まったので平均速度はかなり落ちている)。これがLSDでの心拍強化の賜物ならば、その効果には驚くばかり。他に思い当たる節がないから、そうなのだと思う。
ずっと低負荷で走っていたから重いギアにしたり坂を上るとボロボロになるかと思っていたけど、むしろ逆でガンガン走って行けた。峠を上ったり筋力をつけるのは春先からやるとして、まだまだ寒い日が続くから、しばらくはLSDでじっくり心拍を鍛えようかなと思う。
走行日:2005/01/18 出発:22:03 帰宅:23:35 走行距離:36.7km 走行時間:1h 22m 58s 平均速度:26.9km/h 最高速度:50.7km/h 上昇距離:345m 平均ケイデンス:98rpm 温度(最低/平均/最高):5℃/7℃/17℃ 積算距離:8222km(ロード) カロリー消費量:724kcal 身長/体重:178cm/56kg 体脂肪率:11%
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