NEW PAST BBS MAIL WRITE JUGEM
スナの自由気ままな画像付き日記
BBSに気軽に感想等を書き込んでいただけると嬉しいです。

2005年02月09日(水)_
自分でやろうメンテ:チェーン交換


自転車で走るとき、よく「ペダルを踏む」という表現が使われるが、もちろんペダルを踏んだだけでは自転車は前に進まない。その踏み込んだ力を後輪に付いたギアに伝え、後輪を回して初めて前に進む。

その力を伝える重要な役目を果たすのが、チェーンだ。チェーン無しでは自転車は自転車としての機能を全く果たさない。今回はこの前チェーン交換したときのことについて記しておこうと思う。

おれのロードの場合、室内保管をしているので外気に触れた状態で放置するよりはフレームやパーツの劣化というのは少ない。しかし、毎回、雨や潮風、夏の猛暑や冬の低温などの厳しい環境や、常に摩擦が生じる激しい使われ方をするチェーンは、寿命の差はあれど、消耗品だ。

おれは、よく自転車で走る割には、油を差すくらいしか日頃のメンテをしていなかった(そもそもその程度をメンテと呼べるかどうかも怪しい…)。MTBの頃は、真っ黒になったチェーンをショップの人に「交換した方がいいよ」と言われて初めて交換する気になり、それもショップに交換をしてもらっていた。

長年自転車に乗ってきて、これが一番の趣味である割には、メンテは詳しい方ではない。めんどくさい事はショップにまかせればいいや、という感覚が学生のときにはけっこうあった。

でも、トラブルが起きたときには自分しか頼りにならない。たとえ修理道具があっても、修理方法がわからなければ意味がない。仮に携帯できるメンテ本を見たとしても、「コツ」まではわからないので、直せたとしても、かなりの労力と時間を要するだろう。

学生のときに、ディレーラーの調整に挑戦し、けっこう時間をかけてコツを掴んできて、今ではだいぶできるようになっている。今まで未知のパーツだったものが自分で調整できるようになったときは、本当に嬉しかったものだ。

メンテが嫌いだったわけではないが、何かきっかけがないと自分からやる方ではなかったのだろう。ロードを買ってからは、自分でできるメンテは自分でできるようになりたいと強く思うようになっている。

チェーンは、デュラの10速チェーンになった後に、9速のチェーンで練習でカットしたことがあった。チェーンカッターという専用道具を使う。カッターと言っても刃物はついてなくて、チェーンのコマをつなぐピンを押し出すだけの道具だ。

この前は、自分で初めてのチェーン交換。古いチェーンをカットして自転車から外す。チェーンのかかっていないクランクは、当たり前だけど恐ろしいほど滑らかに回転した。ちょっと新鮮な感覚だった。

新しいチェーンを前のチェーンの長さを参考にしつつ、適正な長さにカットし、そして自転車に取り付け、チェーンカッターを使ってコネクトピンでつなぐ。チェーンカッターはつなぐときにも使用するのだ。

最初はうまくできるか不安だったけど、終わってみると、特に躓くことなく作業を終える事ができた。ピカピカのチェーンは気持ちがいい。翌日新チェーンの走行感に感動したものだ。

チェーンがへたってくると、パフォーマンスに大きく影響が出る。チェーンを交換した直後は、まるでチェーンがかかっていないかのような感覚に感動した。同時に、今までどれだけチェーンでパフォーマンスを落としていたかに驚いた。

去年の3月に交換してから5000km。ヒルクライムはもちろん、荷物を積んでのツーリングもしたし、様々な気象条件の中を駆け抜けてきた。確かにもう寿命だろう。これからは定期的なメンテと共に、性能が大幅に落ちる前に新しいチェーンに交換して、いいパフォーマンスを維持していきたいと思う。
< PREV NEXT >


My追加