2004年04月16日(金) |
生まれ変わる時には反省・・(天国と地獄の話) |
『もしも、 人生がやり直せるのなら、 誰も人生を悔やみはしない・・・
だけど、 人生は一度きりだから、 生まれ変るなら、生きてる内に・・』
長渕剛「人生はラララ」の歌詞です。 この歌の通りだとは、思いませんか? 「生まれ変わるなら、生きているうちに」 今、生まれ変ること・・それが、大事なのです。 生まれ変わるには、必ず反省をしなければなりません。
生まれ変わり・・ 前世から今生に・・ 今生から来世へ・・ 次の「生」へと移行する時には、 必ず、今迄の人生を振り返り、反省しなければなりません。
前回・・ 反省とは、人の心を知ること・・と申し上げましたが、 ご理解頂けましたでしょうか。
実は、 この反省という作業を生まれ変わる時には必ず、行うのです。 終えたばかりの人生を振り返り、 自分が傷つけた相手の立場に立たなければならないのです。
例えば、 殺人を犯した人がいた。 その人は、 御霊になる瞬間には必ず、殺した相手の身になるのです。 痛みと苦しみ、そして恨み、哀しみ・・その全てを同じ様に体験するのです。 そこで、 悔いる気持ちがなければ、何度でも繰り返されます。 心から懺悔し、悔恨の念がなければ、終わりません。 その作業が終わって初めて、 生まれ変わりへと続く、次の階段を登るのです。
それを「地獄」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
今日は、天国と地獄のお話をしましょうか・・ 実は、ここからのお話・・・ ユタの私からの声ではなく、 祖母から、子供の頃に聞かされたものです。 ですから、子供にもわかるような簡単なお話です。
「死んだら、どうなるの?」 子供の頃の私の疑問の、答えとして話てくれました。
人は、死ぬと・・ 一つの大きなテーブルに招かれる。 「死ぬまでよく生きた・・よく頑張った・・」 という神様からのプレゼント。 そこには、 世界各国からの豪華な料理が並べられている。 死んだ人は、誰もが空腹。 「速く、速く食べたい!」その思いだけ・・。
さぁ、食べるぞ・・と思ったら、手が使えない。 左手は椅子にくくりつけられ動かない。 右手には、 何メートルもあるスプーンが付いている。 手はスプーンの端に付いていて、自分の口には届かない・・。
さぁ、どうするのか・・・。
「地獄」では・・・誰もが皆、 スプーンを振り回し、喧嘩をし、罵り合っている・・。 「俺の物を取るな!おまえは後だ!俺が先に食う!」 そう、叫んでいる。 豪華な料理は、食べる事もできない有様・・。
「天国」では・・・誰もが皆、 自分の手に付いたスプーンを使い、 前に座っている全くの他人に、食べさせてあげようと苦心している。 少しずつ、要領を得て・・変わりばんこに食べれるようになり、 お互いが「おいしい。おいしい。」と言って、笑顔。 会話は、穏やかに流れ、誰もが相手への気配りで一杯・・。
これが、地獄と天国の違い・・・ 人が人を押しのけ、 我が身の事ばかりを考えることが、どれだけの罪か・・・ それを教えてくれました。
貴方は、どう感じましたか?
豪華な料理を国や土地と考えてみて下さい。 土地や権力をめぐり、争う・・・これが、戦争です。
人が、己の事を優先する時には、 必ず、争いが起こるとは思いませんか?
政治や経済、宗教に関してお話しているのではありません。 現実にある生活の中での事です。
昨日のニュースで、 バグダットで人質となっていた三人が、 開放されたとの朗報が流れていました。 この方々は、 イラクという国の人々の為に働きたいという意志を持っていた・・ 相手の立場に身を置き「助けたい・・」その一心で、 裕福な日本から旅立った・・・
ユタの私は、必ず解放される・・と考えていました。 三人の方々は、 相手の立場に立って、物事を考える人だからです。
『己ではなく、他を優先する・・』 これこそが、人としての大きな学びなのです。
自己を向上させる本は、現在幾つもあります。 根本の世界は、皆同じです。
「自分を大切にする」心理学や精神分析学の中でも言われています。 これは、 「自分を優先する・・他を押しのける」という意味ではありません。 一冊ではなく、何冊も読んで研究してみて下さい。 これは、 他を優先する事により、 自己を愛する事ができる・・という意味なのです。
「自分を大切に思うように、他の人を大切に思う」 本来の貴方は、私がいちいち言わなくても、できる人なのです。 本当の貴方は、当たり前のようにそれを感じているはずです。
小さな子供が転んでしまうと、 すぐに駆け寄って、助け起こすではありませんか。 誰でもが、持っている心です。
その心を 広く、大きくしていけばいい。 ただ、それだけです。 無理にしてあげよう・・なんて、考えなくてもいいのです。 貴方が貴方なら、普通にできます。 そして、それができたなら・・ 日記の中の「反省」の隣に書き込めばいい・・
それが、 自分を育てるという事です。 貴方が貴方を育てていくのです。 元々ある光の中の貴方を大きくしていくのです。 必ず、幸せになります。
私は、こうやって、 貴方にお伝えしているように見せかけて、 実は・・ 表面の私を一生懸命に諭し、育てているのです。
貴方と私は同志です。 同じ方向を向く魂なのです。
本当の幸せを心から願い・・・ 貴方と私と、 先の未来に待っている幸せに向かって、歩んでいるのです。
天国にあるテーブルを囲み、 皆で、 今を懐かしみながら、お食事できたら・・ なんて、素敵でしょう!
貴方と私の関わり・・この『ご縁』が何だったのか・・ 知るのは、今生を終えた後・・になります。 けれど、その方が何倍も素敵です。
貴方が本当に幸せになり、 あの時の苦しみ、哀しみはこんな意味があった・・ といえる日が来る事を心から願っています。 それが、 生きているうちに、言えるように・・・ 私は、 これからも全身全霊で貴方を包み、見守っていきます。
貴方に、ありがとう・・・ 貴方から私は、先の楽しみを頂いているのです。 貴方は、私の大きな喜びとなります。 貴方の幸せが私の幸せなのです。 貴方の幸せを常に願っています。 心を込めて。
−AYA−
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