ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年08月05日(火) 第4章 約束

次の日の夕方

私は、社内で担当の営業の人と打合せをしていると
彼が、入ってきた。 

三人で雑談が始まった。


「高瀬さんお電話です〜」
営業の人が、そこから席を外した・・・・・




声をひそめて彼が言った。


「今日、○○ホテルのロビーで、7時半に、待っててね」


何で声をひそめる必要があったのか、少しだけ不思議に思いながらも、
あぁ、今は、仕事中だからプライベートなことは、おおっぴらに言えないんだな

繰り返し言うが、その頃の私は、純粋そのものだった。
これぽっちの疑念さえも持ち合わせては、いなかった。



○○ホテルのロビーにて・・・・・
約束の時間を15分過ぎていた。

こんなところで、待ち合わせなんて、大人な気分だわ〜

慣れない場所で、ちょっと、そわそわしながらも、呑気な事を考えながら、
しばらくの間、ソファーにおとなしく座っていた。



20分遅れて彼が、やってきた
「ごめんごめん、仕事がおしちゃって・・・どこに行こうかなぁ」

軽くご飯を食べて、社内の話や、世間話で楽しく会話は弾んだ。


 「barに行って、もうちょっと飲もうか」彼が言った。




そこは、細い階段を下りた地下にある、薄暗いアメリカンバーだった。

程よくアルコールも入り、いい気分で、カウンターに着いた。

楽しい会話が、しばらく続いた。


アルコールが、すすむにつれ、少しづつ隣に座っていた彼が近づいてきているのは、感じていた。


次第に、耳元で、ささやくように彼は、私に話していた。


それでも、私は、酔ってるんだな。くらいにしか思っていなかったのである。
もうすぐ終電の時間だな。心の中で思った。

そろそろ帰らなくちゃ。




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